第四章 RE:BIRTH
闇夜に立ちあがる者たち
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誰がこのミッドを、世界を守るというのだ!!」
「出しゃばるなよゲイズ「元」中将!!」
「くっ・・・・・」
「確かに貴様は地上の英雄と呼ばれてはいたが、今は違うのだ。我々にも我々の考えがある。下手な口出しはやめてもらおうか!!!」
「そうだ。君は部隊員が勝手に出動しないよう、押さえつけていればいいのだ!!」
「−−−−−−ということがあった」
「そんな・・・・」
地上管理局の一室
レジアスとオーリスは管理局上層部の対応に頭を抱えていた。
上層部の狙いの一つはこれだったのだ。
今の上層部が押さえつけても、局員は勝手に出動するかもしれない。
だが、それが地上の英雄レジアス・ゲイツならどうだろうか。
今だ管理局には彼に世話になったものも多い。
その彼ならこうして押さえつけられると踏んだのだろう。
そしてそれは功をなしている。
「確かに、最初はああ言っていたが、ミッドにも被害が及べばバカなことを言う暇などないと思ったのだが・・・」
「まさか現上層部がこうも弱腰とは」
「うむ。最高評議会の三人がいなくなってからこんなものだ」
「そういえば通信が七件ありましたよ」
「む、内容は?」
「父さんのと同じです」
「?」
「『出撃の命令はまだか』すべてこの一文です」
「・・・・・準備をする」
「では・・・・」
「ああ、やるぞ。世界の平和を、「EARTH」だけには取らせんよ」
ニヤリと笑うレジアス。
時空管理局は、腰抜けではない。
それを証明しなければ。
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唯子が去った後
アリスは「EARTH」の指令室で長岡に話しかける。
「特定できましたか?」
「うーん・・・・ここらへんだと思うんですけどね〜」
そう言ってコンソールを叩き、モニターに移ったのはある市街地の一部。
「あれだけ巨大な要塞が、赤銅の翼人一人に管理できるわけがありません。どこかに必ず、バックアップをしている者がいるはずだと踏んでいたのですが・・・・」
「それに模造戦士もいますしね・・・・連れていくんですか?」
「意地でも」
アリスもそうして、部屋を出る。
携帯を手にして、連絡を取る。
「えぇはい。行きますよ。あなたたちの力を貸してください」
『いいけど・・・いいのか?』
「あなたたちだからこそ、です」
『・・・わかった。付き合うよ』
「ありがとうございます。さあ、取り戻しますよ
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