第四章 RE:BIRTH
闇夜に立ちあがる者たち
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、ブレイドに刃の塊を射出して同じく墜落させる。
「剣崎さん!ハクオロさん!!」
地上の理樹は落下する二人を見上げ声を荒げるが、それと同時に視線に気づく。
目の前の敵を失い、翼刀が次の敵を探していたのだ。
彼にしてみれば、こうしているのが一番楽なのである。
落ち着くと、どうしてもあのことを考えてしまう。
それを思い起こすのは苦痛でしかない。
なにも考えていたくない。この先にあるのはその身の崩壊だろう。
だが、否
だからこそ
「次は・・・・・お前かァァアアアあああああ!!!」
翼刀は、地上に見つけた薄緑の翼人に向かって突進していった。
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「唯子ちゃん」
「えぇ・・・出てきたみたいですね」
「EARTH」の本部ビルで、モニターを見ていた長岡が唯子に話しかける。
モニターには、理樹と交戦している翼刀の姿が。
それを見て、唯子がグローブをギチリと手にはめ直し、部屋を出ようと踵を返した。
「行ってらっしゃい」
その唯子に、アリスも声をかける。
チャリ、とバイクのキーを渡し、肩を叩く。
「勝てそうですか?」
「勝ちますよ」
キーを握り返し、綺堂唯子が拳を握る。
「切り札も有りますし」
「切り札?・・・まさか!?」
そして、親指を上げて部屋を出る。
「えぇ。ま、なんでもやってみなきゃ!よろしく勇気、あばよ涙、です!」
それは宇宙刑事だ、とアリスが突っ込み返す前に扉がしまる。
そして、ミッドチルダに向かって運命を背負った少女が走り出す。
(いま行くから・・・・勝手なことやってんじゃないわよ、翼刀!!)
その手には、一つのカギが。
初戦で蒔風と渡り合った最強少女が、翼人兵器へと向かう。
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「やつらが暴れているのはこのミッド上空なんだぞ!!」
「全く・・・「EARTH」は何をしとるのかね!!」
「こうなったら我らの部隊も」
「バカかね君は!!この状況に向かって行っては、我々の被害ばかりこうむるだろう!!」
「(コンコン)失礼します」
「む・・・・・君かね」
「我らに出動の命令を」
「・・・・無しだ」
「何故だ!!」
「キミもわからん男だね。この状況で行っては」
「そんなことわかっとる!だが今この時地上本部が動かずして、一体
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