第四章 RE:BIRTH
闇夜に立ちあがる者たち
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「な、なんだ?」
外の方では、このタイミングで「闇」が「光」の前に立つのだが、ブレイドにそれがわかるはずがなく。
彼にしてみれば、とりあえず障害は消えた、ということ。
ブレイドは剣を構え、先に進もうとして
「フゥ―――グぉ!?」
横殴りの衝撃に、その場にいた全員が壁を突き破って吹き飛んだ。
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はるか遠くの空。
ラピュタが最初に現れたそこで、「虚無」がハッとしたように瞼を少しだけ開いた。
「・・・・・少し離れた」
そしてポツリと一言。
現在周囲にはハイパーカブト、ハイパーガタック、そして最初からいたアリシアと駆の四人だけがいた。
だが、彼等の装甲は剥げ、たまにバチバチと火花を地上に落としていた。
「ぐッ・・・・」
「駆!もう無理しない方がいいよ!?」
「で、でも・・・まだッ・・・」
駆はアリシアの魔法陣の上で右目を押さえて脂汗を流していた。
恐らくここまで相当酷使してきたのだろう。
疲労の度合いが目に見えて分かる。
だが、そんな相手を見ても「虚無」はまだラピュタのある方を見て
「・・・・「闇」・・・・大丈夫、だな」
小さくつぶやき、とんでもない移動速度でその場から消えた。
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ガラガラと瓦礫が崩れ
バラバラと宙に舞った岩が落ちてくる
乖離剣エアの威力は凄まじく、ラピュタの上方都市部を破壊し、さらに山なりの都市部にトンネルを掘ってしまったのだ。
真ん中を貫いたワケではないので動力炉は無傷だが、ラピュタの砲撃網にさらなる大きな穴が開いたのは確かである。
しかしその戦果を挙げても、ギルガメッシュの顔は歪んでいた。
「貴様ァ・・・・・」
その眼前の土煙が晴れ、そこにいたのは腕を顔の前でクロスしてガードしていた「闇」だった。
しかし、姿は一切見えない。
黒
ただその一言に尽きる。
それほどに密集した黒煙。
前方に黒煙を吹き出し、回し全てを防御に回した姿。
それを以ってして、この地上最強レベルの宝具の攻撃に耐えきったのである。
あまりにも脅威的なその防御力。
とはいっても、その防御に使った黒煙はすでに手のひら程度しか覆えておらず、漏れた分はくらったのか「闇」の前進にはいたるところに痛々しい生傷が出来上がっていた。
あと一押しで倒れるであ
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