第四章 RE:BIRTH
天空の騒乱
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シャーソードで殴るように斬りつけていく。
その時
『フン、貴様の見せ場だと?いったい誰のためのこの状況だと心得ている?雑種』
ドゴガガガガガガガゥッッ!!!
声がして、破壊の音がして、そこに残ったのは砕け散ったクリスタルの戦士と、地面に刺さった無数の宝具。
その宝具は光と消え、皆の視線は声の方向にいる、その人物に向いていた。
「我の世界、我の街で・・・無粋なものを浮かせるでない。小娘!!!」
英雄王・ギルガメッシュ
その背後にゲートオブバビロンを展開させ、黄金の甲冑を身にまとう青年が腕を組んで、高く積もった瓦礫の上に立っていた。
「だがこの要塞自体は良い。喜べ、この財、我が倉に納めることを許そう」
「何言ってんですか?この空中要塞都市は私達の主の物ですよ?」
「ほう。この我を差し置いて、何者かの上に立つなどと語る輩がいるとはな。良かろうこの英雄王自らの手で処刑してやろう」
「ナマ言ってんじゃないですよこの金ピカ。あんたがどんなえらいか知らないけど、あんたの王位なんて知らないよ」
ギルガメッシュはその言葉を聞いてもまだ笑顔だった。
よほどこの要塞が気に入ったのだろう。しかし、笑顔なのは表面だけである。
「おいそこな奇天烈仮面」
「奇天烈・・・って僕らのこと?」
「この小娘にはいったいどこの、誰が、最も上位であり、使えるべき相手であるかを教えてやらねばならんようだ」
「はぁ・・・・」
「よって、要塞をお前らに預ける。とっとと居座る盗人を蹴散らしてこい」
盗人、という言葉がらしてギルガメッシュはもうラピュタを自分の物だとしているらしい。
その言葉にモモタロスは突っかかろうとするが、そんなことされては面倒にしかならないので、電王アックスとダークキバが引きずり連れて行く。
「蹴散らしたら片づけておけよ?」
「うるっせ「ほら行くよモモタロス!!」う??引っぱんなって痛ててててて!!?」
ズルズルと引きずられながら内部に消えていく電王ソード。
それでも、ブレイドだけでも残ろうとするが
「邪魔だ。その目障りなメッキの体を早く隠さんと、我が宝物の吸う血はお前のモノになるぞ?」
「・・・・・じゃあ、任せたぞ」
「ふん」
ギルガメッシュの言葉に押し出される。
ギルガメッシュの攻撃は圧倒的な宝具での蹂躙を基本とする。
確かに、ウロウロされるほうが邪魔かもしれない。
「案外丸いんだね?仲間を行かせるなんて」
「何を言うか。これも王の度量だ。そもそも、臣下に我の物を管理させることの何がおかしい?」
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