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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
巨大要塞侵攻
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ら薙ぎ、飛びのかせる愛紗。

そこで気づく。
青龍偃月刀の刃に「血液が付着している」ということに。


見ると、「闇」の装甲が剥げていた。
髪も少々焦げ、身体は煤けている。


考えてみれば、彼女の力でつかみかかられては賢久の首はその時点で砕けていただろう。
彼は超能力を持っているが、身体は生身なのだから。

それがなかったのは、恐らく黒煙がなかったから。
ならば


「勝機はいまだ!!!」

「オウよ!!」

「チェック!!」


《《《Exceed Charge》》》



三人のライダーの足首のポインターから、それぞれのマークを元にしたフォトンブラッドが「闇」を捉える。


「あ、ぐッ!?」


咄嗟に黒煙を展開する「闇」だが、ポインターとのせめぎ合いでそれが削られていく。
そして、そこに叩き込まれる三人の必殺技(キック)

クリムゾンスマッシュ、ゴルドスマッシュ、ルシファーズハンマー


三人がポインターの中に吸い込まれるかのように突っ込んでいき、三つのマークの展開と共に「闇」の煙鎧が完全に吹き飛んだ。
更には反動でか地面に片膝までついてしまった。


「あ、まずい・・・・」


そこから立ち上がり、黒煙を展開しようとするが、その場に飛んでくる賢久の炎弾がそれを阻む。
それ自体は弾けるが、そうしている間にセイバーの聖剣が放たれてしまう。


「う、あ」


流石にこの状態でまともに喰らうのはまずいと思ったのか、何やら黒い空間を引き出してそこに飛び込もうとする「闇」。
彼女がそこに飛び込んで、片足を入れた瞬間


「逃がしませんッッ!!エクス―――――」

「〜〜〜!!」

「カリバァーーーーッッ!!!」


聖剣から放たれた極光が、「闇」を捉えて突き進む。
そして、展開された黒い空間の中に突っ込んでいった。




「――――――当たったか?」

「・・・いえ」


セイバーの回答はNOだった。
向こうの空間に向かって突きぬけて行ったらしい。


「向こう?どこだ?」

「わかりません。しかし・・・・・」

「?」

「あちらにダメージは通りました。有効な手段が、わかってきましたね」




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一方、「闇」と言えば



黒い空間をくぐると、その先にはラピュタ上部の都市部だった。
最初クラウドの元に来た時も、この空間で移動していたのだ。


だが今回にそんな余裕はない。ラピュタの地に到着してすぐに、彼女はゲートの脇に飛びのい
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