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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第618話】
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のを確認するとそのまま車を走らせる。

 銃撃、爆発があってか多少混雑はしていたものの大通りを避けて親父は皆が待つ旅館へと走らせた。

 バックミラーからオータムを見る陽人の目付きは鋭く、殺気を感じ、いつもとは違って車内は静まり返っていた。

 流れる景色を見つつ、ヒルトは裏切った二人の事を考えていた――。


 無事アリーシャとヒルトから逃走したレインとフォルテの二人は亡国機業のスコールと合流、彼女等が京都滞在に使う京都のトップクラスのホテル、エグゼクティブフロアにあるプールに二人の姿はあった。


「あ~、気持ちいい。 流石は亡国機業の実働部隊『モノクローム・アバター』を率いるスコール叔母さんだ。 待遇が違うね」


 全裸で泳ぐレインはスコールを見ると、当の本人は苦笑を溢し、寝そべっていた身体を起こした。


「嫌み? 後、叔母さんはやめなさい。 正体がばれるわ」

「いいじゃんかよ。 なあ、フォルテ?」


 レインと同じ様に全裸でプールに浮かぶ巨大な浮き輪に乗っていたフォルテは小さく反応した。


「そ、そっスね。 はは……」


 恥ずかしそうに笑うフォルテをスコールは小さく笑みを溢す。

 亡国機業にとって一機のIS手に入れることは大きい、何れ裏社会のトップに立つためにも、ウィステリア・ミスト率いるイルミナーティを排除するにしても戦力は喉から手が出るほど欲しかった。

 その為ならスコールは何でもした――カーマインに抱かれる事すら惜しくない、身体を使って仲間に引き入れれるのであればそれに越した事はない。

 ふと腕時計を見たスコールは小さく溜め息を吐く様に呟く。


「それにしても、オータムは遅いわねぇ。 織斑一夏くんを招待するように言っておいたのに」


 サングラスを外したスコール、再度身体を起こして時計を見る。


「ああ、オータムは捕まったって」

「……? 言ってる意味がわからないのだけど」


 レインの言葉に顔をしかめたスコール、オータムは元女性特殊部隊所属にしてISを装備している。

 簡単に捕虜に出来るはずがない――だがレインはプールから上がり、タオルで身体を拭きながら自分の携帯端末を手にとってそのメールを見せた。

『亡国機業オータム確保、各員至急作戦会議場へと戻られたし』――という内容だった。

 その内容を見たスコールは勢いよくプールチェアから立ち上がり、二人に告げる。


「二人とも、迎えにいくわよ、オータムを」


 スコールの目には怒りにも似た焦りが浮かんでいた、動揺しているらしく、放っておいたら単機で行きそうな勢いだった為、フォルテは言う。


「いや、それはちょっと……向こうの戦力は冗
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