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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
74勇者降臨?
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キブリでも無くなっていた。
「ほう、自滅スイッチを自ら切った人間か、面白い。これの材質は赤道にある軌道エレベータとか移動用に宇宙で回っているテザーと同じでカーボン素材、炭素の糸で編んだ物だ」
 残念ながら金星にも軌道エレベータが存在して、ファンタジー世界でよくある○○の塔扱いで、バベルの塔と呼ばれるテレビ塔、言語調整アンテナとしても利用されているらしい。
 旧人類が建設して前回の滅亡処理も耐え抜き、ワイヤー交換など補修しながら利用していて、ゲートも使えない第一宇宙速度も超えられない下級天使の昇降用にも使われる。
「この糸は千切れないし酸化もしない、刃は単分子で出来ていて、どのような物質にでも入り込んで分子間の結合力を断つ、現在の人類には製造不可能な技術でできている」
 周りの人間も大半の単語を理解できなかったが、製造不可能なのは教えられた。
「作れねえのかっ、俺には打てないのかっ? 聖剣とか神剣打つのが俺の夢だったんだっ! 王宮なんかにに収める為じゃねえっ、勇者に持ってもらって、魔王倒すような剣を打ちたかったんだよっ」
 子供の頃に夢見た、本当の願いを思い出して泣く親父。それが集団自殺スイッチをオフにする鍵だった。
「では細くて絶対に切れない糸を作れ、そしてそれを刀身の形に編め、単分子はどんな技術でも打てないが、髪の毛よりも細く、絶対に切れない糸が刀身なら石でも切れるだろう」
 天使が言った言葉なので、文字通り天啓でも受けたようにガクガク震えて、帰ったら一語一句間違いないように書いて壁に貼り、人生の目標にした。
 後二週間で人類は滅びると知っていた天使なので、この程度の座興は許されると思っていたが、オッサンは許さなかった。鉄線から金線から燃やした竹でも何でも試し、切れない糸を作り続けた。

 ナイフマニアならご存知のダマスカス鋼なども、完全に頭おかしいレベルのアスペヒキコモリ自閉症スペクトラム患者の職人が、人生かけて打ったのを弟子が受け継いで、金属のウーツ鋼と一緒に寝てお話したり、抱いて眠って愛を語って、自分の血とか混ぜるのに始まリ、舐めて擦って愛撫して、精子ぶっ掛けて孕ませたりするぐらいの変態でないと打てない金属も存在する。
 るつぼの中で木炭混ぜた鉄を結晶化させたり、藁を鉄に混ぜて打つと、一体どうやったのかカーボンナノチューブに変化して、あの斑の縞々もできて硬度が上がったり、折れない刃物ができる。
 現存している技術では作れないオーバーテクノロジーで、日本刀みたいに技術継承されていない。
 もちろん日本刀打ち続けた変態達も、ドリフターズに書かれたみたいに、ドワーフが「二万とか三万折り返して打つとかキモいわー、変態の所業じゃ」と書かれたように、数十万円する刀は結構な回数折り返して、刃は硬い鋼、刀身には柔らかい鋼を貼って、水に漬
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