暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜白と青の軌跡〜
終わらないゲーム
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りも君だって、どうして1人なのさ。」

「私だってもう一人で戦えるわよ。」

シノンが参戦したのは75層。

現在では以上の速さでレベリングをした事で、ソロプレイが可能なまでになった。

現実ではライアが東北に住んでいる時にお隣さんでもあり、あの事件でライアが救った中の一人でもある。

そして、もう1人シノンの後ろに現れた。

「し、シノンさん…私を置いていかないで…下さいよ…!」

「あ…ごめんなさい、リーファ。」

リーファ、彼女もシノンと同じく75層からの参戦。

リアルではキリトの妹らしく、剣道で全中ベスト8という実力の持ち主。

「はぁ……そろそろ帰りな、夜のダンジョンは危ないから。」

そう言って、ライアは歩き出した。

「いつまでアスナ達から離れるつもり?」

シノンの質問にライアは歩く足を止める。

「………終わる時まで。」

そう、ライアは75層以来アスナやキリト達と会っていなかった。

連絡も取らず、ダンジョンに篭っている。

攻略の時でさえソロで参加していた。

「ライアさん……。」

「キリト達をよろしくな、2人とも。」

キリトとアスナが作ったギルド『疾風迅雷』に所属している2人が、リズを除いた唯一のライアと交流がある人物でも会ったため、ライアはそう言ってから再び歩き出した。

「………ばか。」

「シノンさん、どうします…?」

シノンは溜息混じりに文句を言いつつ、リーファに答えた。

「……もう少し、様子を見ましょ。」

2人はギルドホームに戻った。









ギルドホームに戻ると、アスナがソファに座って考え事をしていた。

「ただいま、アスナ。」

「アスナさん、大丈夫ですか?」

アスナは急に話しかけられたことによって驚いたが、すぐに笑顔で返事をした。

「おかえりなさい、シノのん。リーファちゃん、大丈夫だよ。」

「ライアの事かしら?」

「……!?」

アスナは自分が考えていることがシノンに当てられたため、驚いた。

「図星……みたいね。」

「うん……、あれから会ってないから……。 」

アスナは二人に心配かけまいと笑った。

「(………また無理して、幼馴染みらしいけど案外似たもの同士なのね。)」

シノンは先程あったライアの表情と、今のアスナの表情が同じだった事でそう感じていた。

「さて、ご飯にしましょ!私作るからシノのん手伝って!」

「分かったわ、リーファはキリト達を呼んできてくれる?」

「了解です!」

そうして夕食を食べた。



デスゲームが終わる日まで……残り10日。
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