暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission14「氷上ノ夜空」
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るわけではあるがどういう事か貫通している様子が見えない。
エイラの撹乱もすでに10分が経過している。それだけかかってもエイラに対する弾幕は変わることがない。
気になったサーニャはストライカーの解析機能を通して空母棲姫を解析する。そこで記された事実が、破壊された砲塔に込められてた弾薬がすべて生存している砲塔に回されているという事だ。
その仕組みからなのかは分からないが、かなり分厚い装甲で覆われている。

「エイラ」
『急にどうしたんだよサーニャ!こっちは回避運動で「砲塔すべて壊して、出来れば内部誘爆も狙ってほしい」……わかったよ!やるよ!』
エイラは相変わらずなんだけれど、的確にその仕事をこなしていく。
私はすかさずレールキャノンを撃ち、装甲に傷をどんどん付けていく。

次。
次。
次。
次。
次。
次。
次。

こうやって2分ほど撃ち続け残弾を見ると、3発――――――誘爆を狙って撃つしかないようすである。
そしてそこに吉報が入る。エイラが内部誘爆を起こせたという連絡。それが見えるかのように甲板のあらゆるところから爆発が起き、空母棲姫の戦闘能力を失わせた。

そして、むき出しの動力部にレールキャノンの残りの残弾をすべて撃ちこむのと、空母棲姫が第3波を撃ったのが同時。

今迎撃部隊は第2波の処理をしているのか、または終えているのかは不明ではあるが少なくとも私にできることがない。

だが……頭に流れてくる情報が何故か増加する。
最初に流れ込んできたのは、この世界にいるウィッチであろう誰かがここを見ているという固有魔法からキャッチした情報が、とめどなく流れてくる。
そしてその次は艦娘が漂流している所。誰かはわからないが形からして大型空母であろう。それらの大量の情報が一気に流れ込み、彼女の脳への負担が増す。

「……鈴初瀬…………星奈………………」
そう無線に残すと彼女は気を失った。
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