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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第617話】
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離を離した二人、アリーシャからは約二〇〇、ヒルトからは約三五〇離れた二人が取る行動は一つしかなかった。
「逃げる!!」
「っスよ!!」
全スラスターオーバーブーストで戦線離脱した二機、ヒルトに氷柱を投げ付けてからの一連のやり取りは二分も掛からなかった。
「やれやれ、たまのお肌が日焼けするのサ」
火の粉を払うアリーシャ――氷柱の破砕、破片を全て壊したヒルトは二人が逃げた方向を見つめていた。
「……バカ野郎……!」
拳を握りしめるヒルト――悔しそうに唇を噛み締めていた。
消防車、救急車のサイレンが鳴り響く中、アリーシャがヒルトに近づく。
「さて、そろそろどうなったかを見物に行こうかネ?」
「え? ……見物?」
「そ。 さっき言ってたサね、織斑一夏の足止めの話……サ」
「……ッ、そうだ!」
怒濤に移り行く事態に忘れていたが一夏は足止め――つまり亡国機業の誰かに襲われているという事だった。
裏切り者が出た上に一夏が仮に捕らわれたりすれば不味い――居てもたってもいられず、ISを解除して地上に着地したヒルトは放置された車の上を八艘跳びの様に跳んでいくのだった。
「あらら、慌てん棒さんサね。 私は慌てずにゆっくり行くのサ、シャイニィ」
「にゃあ」
降りた地点に待っていた白猫を肩に乗せ、アリーシャはのらりくらりと歩き出した。
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