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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第617話】
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いつしか戦いはアリーシャ対レイン、ヒルト対フォルテの戦いに――。
「ちぃっ! ババアもやるが、フォルテを抑え込まれちゃ――」
「ババアじゃないのサ! まだ二十八なのサ!!」
「十個上じゃねえか! クソババア!!」
「クソガキに言われたくないのサ!!」
子供の口喧嘩の様な論戦、そして激しい攻防は続いている一方で――。
「一年何かに簡単にはやられないっス!」
「いや、悪いがテロリストに陥る人間何かに負けるわけがない! 戦闘不能にして説教してやるよ!! てめぇらの浅はかな考えが生温い考えだって事をな!!」
「上から目線で何なんスか、あんたは!!」
「有坂ヒルトだよ! IS学園一組クラス代表にして生徒会副会長のなッ!!」
散弾の様に放つ礫は迎撃に阻まれ届かず、逆にヒルトの体躯を駆使した格闘術に翻弄されるフォルテ――吹き飛ばされればビルに衝突する寸前にワイヤーブレードが足に絡まり、引き寄せられれば格闘戦――既にヒルトの間合いに捕まったフォルテになすすべはなかった。
じり貧になる二人、三対一の状況で相手が二代目ブリュンヒルデのレインはまだしも、一年の有坂ヒルトに完封されてるフォルテの状況が悪い、何とか足に絡まったワイヤーブレードを外したフォルテにレインは叫ぶ。
「フォルテ! 流石に分が悪い! 《アレ》をやるぞ!」
「あ、《アレ》っスか!? し、仕方ないっスね……!」
恥ずかしい気持ちはあれど、現状圧倒的不利なのは目に見えていた――巨大な氷柱を作り上げ、ヒルトに対して投げ付ける間に離脱、レインに追い付いたフォルテは更にアリーシャに散弾の礫を浴びせた。
「形振り構わずかよ! ……クソッ!!」
氷柱をギガンティック・マグナムで細かく破砕、破片は全てレーザー迎撃で落としていく一方アリーシャは風をコントロールさせ、氷の礫を自身に纏うようにした。
「うら若き乙女が《アレ》とかはしたないのサ!」
更に風の槍を義手に纏わせ、氷の礫もその風に乗って螺旋を描く。
レインはフォルテを抱き寄せて熱く口づけを交わし、離すと叫ぶ。
「いくぞ……! 《凍てつく炎(アイス・イン・ザ・ファイア)》!!」
その瞬間、レインとフォルテの機体を包むように内には炎を、外壁のアーマーは氷で覆われていた。
「私の風はその程度の防壁、突破するのサ!」
アリーシャはヒルトを待たずに突撃――螺旋風を纏った拳が外壁の氷のアーマーに触れたその時だった。
「かかったな、色ボケババア!」
衝撃を吸収した氷のアーマーは爆ぜ、内部の炎が噴出して威力を相殺しつつダメージを与えた。
反発力で更に距
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