暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
6章 名前を呼んで
名前を呼んで
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「私がやりたかったことだから気にしないで」
「もぅ綾ちゃん素直に受け取らないと」
「君とも友達になりたいんだ、私はフェイトだよ」
「私は綾、南條綾だよフェイトこちらこそよろしくね。」
「うん綾よろしく」
「また会えるのを楽しみにしてる」
「うん」
「時間だ、そろそろいいか?」
「あ、うん」
クロノが僅かにバツが悪そうな表情となりながらも、
そう言葉を口にしながら割り込んできた。
フェイトが少しだけ悲しそうな表情をしたことも相まったのか、
申し訳なさそうな表情であったが、KYかもしれないが
これだけの時間を取ってくれたクロノを責めることはできないだろうと、普通では出来ない処遇だし。
そんな雰囲気の中、なのはが叫ぶように声を上げた。
「フェイトちゃんっ!」
「……?」
大きな声で自分の名前を呼ばれたことに少しだけ驚きながら、
フェイトがなのはへと視線を向けると、
なのはが自信の髪を結んでいたピンクの二つのリボンを外し、
フェイトへと差し出してきた。
「思い出にできるもの、こんなのしかないんだけど」
なのはが申し訳なさそうに言葉を口にするが、
フェイトは微笑を浮かべながら、
「じゃあ、わたしも」
同じように自身の髪を結んでいた、
なのはとは対照的な黒色のリボンをなのはへと差し出した。
二人はお互いのリボンを大事な宝物のように受け取った。
「ありがとう、なのは」
「うん、フェイトちゃん」
「きっと、また」
「うん――きっと、また」
「綾もまたね」
「今度はたくさんお話とかしよう。いい旅路を」
「二人とまた」
「「うん」」
3人が名残惜しそうに距離を取ると、
なのははアルフとクロノにも別れの挨拶を口にする。
「アルフさんも、また」
「ああ、ありがとうね、なのは」
「それじゃあ、僕も」
「クロノくんも、またね」
「ああ」
皆の挨拶が終えると、
転送用の魔法陣がフェイト、アルフ、クロノの足下に展開された。
俺はクロノへと声を掛ける。
「クロノ、フェイトの裁判などお願いね」
「最善を尽くす」
「うん、リンディさんやエイミィさんにもよろしくお世話になりました。」
そして、魔法陣の光がいっそう強くなってきた。
もう間もなく、三人の姿がこの場から消えてしまう。
「またね、クロノくんっ! アルフさんっ! フェイトちゃんっ!」
なのはは三人に向かって叫び、それにフェイトは手を振ることで答えた。
俺は何も言わず手を上げた
その瞬間空には一輪の炎の花が咲いた
そう俺は花火を上げた。
「私にはフェイトに何も
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