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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第613話】
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うな表情を浮かべていた。
「チーズ?」
「ん、どうした?」
「あ、えとね。 何で写真を撮るときってチーズって言うの?」
「ん? そういや何でだっけ、美冬?」
「え? わ、私知らないよ……? 何かずっとチーズって言ってたからそういうものだって思ってたけど」
確かに何故写真を撮るときにチーズって言うのか謎だった――と、ここで美春が答えた。
「私知ってる! 何か昔のテレビのコマーシャルでチーズを宣伝するときとカメラの需要が重なった時だって載ってた!」
「そうなのか、美春?」
「うん! 後は確か英語圏の人が写真を撮るときにかける言葉がcheeseって言うらしいよ!」
「そうなんだ? てっきり私、チーズって言うぐらいだからフランス発祥だと思ってたよ」
美冬が美春に対してそう言うと、シャルは納得したのか頷き――。
「そっか、何でかなって疑問解けたよ♪ 確かにフロマージュ作りはフランスが大国だよね。 僕が住んでた所でもフロマージュ作りは盛んだったから」
会話の流れで聞くとフロマージュは多分フランス語でチーズなのだろう。
「そ、それよりもヒルト! フロマージュよりも今度は美冬達を撮らなきゃダメだよ? 僕ばかり撮ってたら怒られちゃうからね?」
「あ、私もすっかり忘れてた。 お兄ちゃん、可愛く撮ってくれないとここのお団子お兄ちゃんの奢りになっちゃうからね?」
そう言って美冬は後ろを向いて振り向く――振り返り美人みたいな感じで撮ってという事だろう。
「じゃあ行くぞ? ……チーズはあれだし、1+1は?」
「ニッ!」
にっこり笑顔の振り返り美人――連写機能で十枚撮り終え、美春の番が来た。
「美春はどうしようかなー……。 あっ! 美春、団子食べるからそれを撮って!」
美春は皿に乗ったみたらし団子の串を手に取り、一口咥わえる。
幸せそうな表情を浮かべた美春――ケータイカメラを向けてありのままの美春を撮る。
「……ん、悪くないな。 じゃあ後は三人揃って撮るか」
「ヘヘッ、じゃあシャルを真ん中に美春達が挟んじゃえ♪」
「え? ええっ!?」
「良いね良いね! シャル、両手に華だよ♪」
困惑した表情のシャルを真ん中に美冬と美春はシャルの腕に抱き着く。
「ははっ、モテモテだなシャル」
「もう……他人事だと思って……」
「言うなって、ほら、笑顔になって?」
美冬と美春の二人は既に笑顔を向けていて、シャルも観念したように笑顔を見せた。
そしてまた連写――仲の良い姿が写し出されていて俺も満足そうに頷く。
「じゃあ――後
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