第24話
[8/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
”も”ディアメル伯爵家”の家族構成とかも詳しく調べたんだけどね〜。3年前に末娘であるステラ・ディアメルが行方不明になっていたんだ〜。」
「ゆ、”行方不明”って………!」
「?何故その”ステラ・ディアメル”という人物が行方不明になったのに、メンフィル帝国に亡命したとミリアム達は推測していたんだ?」
ミリアムの説明を聞いたアリサは信じられない表情をし、ある事が気になったガイウスは自身の疑問を口にした。
「………ステラ嬢の足取りを追って行った所、彼女の足取りはリベール王国の”ロレント市”から出た所で消えた為、ステラ嬢はロレントの郊外にあるメンフィル帝国の大使館を訪問し、異世界にあるメンフィル帝国の本国に亡命したと推測されていたのです。」
「そういや、リベール王国にある各国の大使館の中でも、唯一メンフィルの大使館だけは王都じゃなく、リベール王国の中でも辺境であるロレント地方にあったな………」
「ええ……エステル達の話によるとメンフィルの大使館がある場所に異世界とゼムリア大陸が繋がる転移門とやらがあるから、メンフィルはその転移門を管理する為にロレントに大使館を作ったとの事よ。」
「なるほどね………要するにメンフィルは世界同士を繋ぐ転移門を独占する為に、ロレントに大使館を作ったのね。」
クレア大尉の説明を聞いてある事に気づいたトヴァルの説明に続くようにサラは答え、トヴァルとサラ教官の話を聞いてある事を察したセリーヌは目を細めてレンを見つめた。
「うふふ、最初にゼムリア大陸に繋がる転移門を見つけたのはメンフィルなのだから当然の権利でしょう?――――話を戻すけど、ステラお姉さんはそっちの情報通り、元エレボニア貴族である”ディアメル伯爵家”の令嬢で、3年前にロレントにあるメンフィル大使館を訪れてパパにメンフィルへの亡命とメンフィル軍への入隊の嘆願をしたのよ。で、その結果ステラお姉さんは色々な審査を受けて亡命の嘆願を受理してもらった後、本国にあるメンフィルの帝都―――ミルスにて訓練兵として色々な事を学んだ後リフィアお姉様の親衛隊に配属されて、今に至るって訳♪」
「ええっ!?く、訓練兵からいきなり皇族―――それもメンフィル帝国の跡継ぎであられるリフィア皇女殿下の親衛隊に配属されたんですか!?」
「そんな普通に考えたらありえない抜擢がされたのだから、彼女は相当優秀なんだろうね………」
「ハハ………やっぱりリウイ陛下も彼女の事を知っていたのか………ちなみにリウイ陛下―――いや、メンフィル帝国は何故ステラ嬢の事についてエレボニア帝国に何も教えてくれなかったんだい?彼女はエレボニアの貴族―――それも”四大名門”に次ぐ名門貴族の令嬢なのだから、せめて行方不明になっていた彼女の事について教えて欲し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ