第24話
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ィンお兄さんはここまで出世しなかっただろうしねぇ?」
「それは………」
「レン、さすがに言い過ぎよ。」
「………ッ!」
「まあ、トールズ士官学院に入学してボク達と仲良くなったら、今回の戦争で出世する機会も無かった上ボク達と敵対するかもしれない事に悩んでいたかもしれないしね〜。」
「ミリアムちゃん!時と場合を考えて発言して下さい!」
オリヴァルト皇子の疑問に対して小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの答えを聞いたジョルジュが複雑そうな表情で答えを濁している中プリネがレンに注意し、Z組を侮辱したレンをサラ教官は唇を噛みしめて睨み、静かな表情で呟いたミリアムにクレア大尉は声を上げて注意した。
「ハハ……実際その通りだから、反論できないね……――――リィン君、エレボニア皇家の一員として、今回の両帝国の戦争を和解へと導いた事……心から感謝している。本当にありがとう。」
「……恐縮です。ですが俺はエレボニア帝国の為ではなく、両親の為に今回の戦争を和解という形で終結させただけですから、殿下が俺に感謝する必要はございません。」
オリヴァルト皇子に感謝の言葉を述べられたリィンは謙遜した様子で答えた。
「それでも私達は感謝しているよ。君のお陰でエレボニアが滅ぶ事は避けられたのだからね………まあ、それはそれとして。今回の戦争の和解という形で終結したお陰で私と君は義理の兄弟になるのだから、改めてよろしくお願いするよ、我が妹の未来の夫にして私の未来の弟君♪」
「そ、それは………」
「そ、そう言えばリィンさんは将来アルフィン皇女殿下の伴侶になる事が和解条約で決まっていましたね……」
「しかも”6人の婚約者”付きでね。」
いつもの調子に戻って自分に話しかけたオリヴァルト皇子の言葉にリィンは表情を引き攣らせて答えを濁し、その場にいる多くの者達が冷や汗をかいて脱力している中リィンがアルフィン皇女の結婚相手である事を思い出したエマは困った表情をし、セリーヌは呆れた表情でリィンを見つめた。
「…………」
「ア、アハハ………」
「クク、中々面白い性格をしている皇子だな。」
「え、ええ。噂以上の豪胆な性格をされている方ですね……」
「やれやれ……」
「やっぱ、オリビエはオリビエだね。こんな状況でもそんなふざけた態度をしているんだから。」
「エ、エヴリーヌさん。」
一方エリゼはジト目でリィンを見つめ、セレーネは苦笑し、笑いを噛み殺しているフォルデの感想にステラは冷や汗をかいて必死に言葉を探して答え、レーヴェと共に呆れているエヴリーヌの言葉を聞いたツーヤは冷や汗をかいた。
「うふふ、言い忘れていたけどリィンお兄さんは今回の戦争の手柄のお陰で、メンフィル
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