第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change9:羽衣の死舞〜Unlikely reaction〜
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…が…・…」
次々と切られていくはぐれ魔術師たち。
よく見ると、はごろが持っている扇子…いや手から斥力でできた鎌状の刃が放たれていた。
だがあの装備はエネルギー攻撃を一切無効化するもの……一体………。
「何故だ!!我々には魔力などの攻撃は通じない…は・・・・ず・・・グホァ・・・・…」
「どうして奴の攻撃は防げない!?」
「最初はのう。これが通じるか妾も心配じゃった。しかし一度放ってみれば普通に攻撃が効いておる。どうやらその怪具、”純粋な自然現象”までは防げないようじゃのう」
成程。確かあの装備エネルギー攻撃は無効化するが、純粋な自然現象――竜巻や津波、引力、落岩、溶岩などは防げない。まさか羽衣は自身で純粋な自然でできた力の斥力を操れるとはな。
魔法でも自然現象は起こせるが、あくまでも誰かの手によって手が加わっているためそれはエネルギー攻撃となってしまう。
まさか、あの『獅子の威壁』にこんな弱点があったとはな。
しかし冒頭で”絶望の果て”の末に手に入れたと言っていたが何かあるようだな。
まあ、今はこの現状を何とかするしかないから考えないでおこう。
「これで最後じゃ。さらばじゃ…哀れなはぐれの軍勢よ」
―――バタッ・・・・。
そして先ほどのいたはぐれ魔術師たちの軍勢は5分もかからずバラ死体となっていた。
流石、伝説の妖怪、羽衣狐といわれることだけはあるな。
ある意味、羽衣戦うときは苦戦しそうだ。
「どうじゃった?妾の舞は?」
「よかったと思うぞ。それにしてもあんな芸当ができるとはな。まったく驚かされる」
「良いのならいいのじゃが、正直おどかされるのはこっちのセリフじゃよ」
「そうか…・?あ、もしかして会談を遠くから見ていたな。お前」
「正解じゃ。まさかおぬしの体は絡繰りで出来ているとはな。正直見たときは空いた口がふさがらなかったぞ」
まあ、あんなもの見たらそうなるよな。
これではぐれ魔術師は今のところ出てきていない。
ならあとはイッセーと例のアザゼルが戦っている相手だけだが―――ッ!!??
俺は現状を整理しようとしたとき、あるものが起動した反応を感じた。
俺はすぐさま反応があった方向に全力で飛翔する。
―――何故、この世界でこの反応が感じられる…あれはもう彼女しか作れないはず……なぜあの反応が感じられるんだ!!
――――インフィニット・ストラトスが…ッ!!!
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