第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change9:羽衣の死舞〜Unlikely reaction〜
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るとこいつ異形だとはっきり認識できるな。
『そうか、ならどうやってこいつらを―――また来たか』
羽衣がどのようにして敵を倒したか聞こうとしたとき上空の魔法陣が光だし先ほどの倍の数が転移してきた。
相手の戦術を先読みすればおそらく雑兵はこれが最後のはずだ。
俺は再び構えると羽衣が前に出てきて手で待てとサインされた。
『どうしたんだ?何か以上でもあるのか』
「いや、まったく大丈夫じゃ。それよりも妾の戦い方をおぬしに見せようと思ってな」
一体何の風の吹き回しだ?
「おぬし先ほど、妾がどのようにして敵を殲滅したか気になるのであろう?ならちょうどよい機会じゃ。見せようぞ―――」
俺はとりあえず構えを解きギャスパーと小猫の護衛をすることした。
そして羽衣は腰ら九本の白毛の尻尾を生やし、手から黒くそして綺麗な文字の装飾が入ったセンスを開きまるで舞を披露するかのように構えをとる。
すると羽衣を中心としたところから黒いエネルギー……いやこれは自然で生まれるエネルギーのようなものが発生する。
「あいつだ!!我々に対抗できる奴は」
「奴をつぶさない限り三大勢力の首が打ち取れん。総員総攻撃だ!!」
はぐれ魔術師たちがこちらに向かってくる。
そして羽衣の雰囲気が急に冷たいものになった。
「妾を無下にするとは、いい度胸じゃのう。なれその心意気に見せよう”絶望の果て”に手に入れた舞を。じゃがお主たちはその舞を見たときはこの世にはいないじゃろうがな」
「貴様に要はない!!」
「お前ごとき妖怪など私たちで瞬殺してくれるわ!!」
そしてはぐれ魔術師は射程内に入ったか魔力による攻撃をこちらに放ってきた。
しかし―――。
『羽衣・黒斥壁』
黒いオーラが混じったドームが形成されはぐれ魔術師たちの攻撃があっさりと防がれた。
あれはコカビエルの時にイッセーたちを守った防壁と同じだ。
しかもこの防壁の特質―――斥力に見えるが何かが違う。
「くっ!?しかし奴の攻撃は我々には効かない!!このまま消耗戦に持ち込めば勝てるぞ」
「ほほう、周りをよく見ていないようじゃのう。まあ、油断してくれるならありがたいのう」
「ふざけたことを、たかが絶滅寸前の妖怪ごときが!!」
「その言葉は飽きたのじゃ、もうしゃべらんでもよい」
そして羽衣は持っている扇をまるではぐれ魔術師たちに仰ぐように舞を踊りだした。
『羽衣・不可視鎌』
「ふん何かといえばただのおど…り……」
はぐれ魔術師たちのリーダ核が言葉を返そうとした瞬間―――。
―――バタ……。
そのリーダの胴体と下半身が真っ二つに分かれていた。
「隊長!?」
「一体何
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