第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change9:羽衣の死舞〜Unlikely reaction〜
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あってこの状況が変わるとでも?」
「フンッ好きに言ってろ。これはな俺が大好きな神 器を研究していてな、ついには自作神器を創ったりしちまった。まぁ、そのほとんどがガラクタ、機能しないような贋作でよ。こんな結果を出してくと神器を作った『聖書の神』はすさまじいと思える。俺が唯一、奴を尊敬するところだ。まぁ、禁手なんて神を滅ぼす力を残して死んでいったことに関しては判らないがそれがあるから神器は面白い」
「そんなもの、新世界では神器なんてものは残さない。そんなものがなくとも世界は動きます。いずれはオーディンや『あの方々』にも動いてもらい、この古き世界を変動させなくてはなりません」
「笑えるぜ、どのみちオーディーンに全部持っていかれるじゃねえかよ。しかもお前が言った『あの方々』どうやらそいつらがお前やあの魔術師どもに力を与えた張本人ってことか。まぁ、どのみちこれを使い確実にお前を屠る。俺から楽しみを奪うやつは――――消えてなくなれ」
アザゼルは短剣を逆手に構える。
「こいつは『堕 天 龍 の 閃 光 槍』。俺が今まで作ってきた人工神器ののかでも最高傑作だ。そしてこいつが―――」
短剣が形を変えアザゼルの周りが黒と金色のオーラで輝きだす。
そしてアザゼルは唱えた。
「禁手化・・・・ッ!」
一瞬の閃光が辺りを包み込む。
そして、その光がやむとそこにいたのは竜のような容姿の黄金の全身鎧を身につけた者。
そして十二枚にも及ぶ漆黒の翼を広げ、手に巨大な槍を作り出す。
「『堕 天 龍 の 閃 光 槍』の禁 手―――『 堕 天 龍 の 鎧 」
凄まじいドラゴンのオーラを放ちながらアザゼルは自身の力を名乗った。
アザゼルはこの力を使いカテレアを一気に射止めようと考える。
―――しかし。
「フフフッ!!成程。五代龍王のファーブニルの力を宿したもののようですね」
カテレアは余裕層にただアザゼルを見下ろすだけだった。
『チッ!!これを見てもそんな減らず口を叩けるとはな、一体お前はどんな力をもらったんだ?』
「まあ、一つくらいなら教えましょうか。この指輪が分かりますか?」
カテレアは自分の人差し指に着けた赤くそして不気味に光る指輪を見せつけた。
『その指輪から出てる奇妙なエネルギー……。ッ!成程そいつで俺たちの部下たちが妙な意識不明になったわけか』
「ええ、これは『擬覇王の威光』といいましてね。使用者と実力がかけ離れているものに対して強制的に意識を停止させるものです
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