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とある鎮守府の幻想殺し
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入っていく。

中は想像以上に広く、どこに何があるのかチンプンカンプンだ。


「えっと、確か司令室に行けって言ってたよな?で?どこなんだ司令室は...」

辺りを見回すがそれらしき部屋は見当たらない。

とにかく歩き回ってみるしかないか...


「仕方ない...探すか」

こうして俺は司令室を探して歩きまわり始めたのだった。









二十分後・・・


「見つからねえ、どこにあるんだ?司令室...もう結構歩いてんだけど...」

まさかここまで見つからないとは...


「はぁ...不幸だ...ん?」

ため息を吐いていると、廊下の向こうから人影が歩いて来るのが見えた。


「ラッキー!人がいる!司令室の場所を聞こう!おーい!」

俺は急いでその人影の方に駆けて行った。


「おーい、あの、ちょっといいか?」


「はい〜どうかしましたか〜?」

どうやら見えた人影はセミロングの濃い紫色の髪をした中学生くらいの少女だった。


「あのさ、ここって司令室は何処にあるのか聞きたいんだけど...」


「司令室?あぁ、それでしたらご案内しますわ♪」

まさかの申し出だった。それはありがたい。


「いいのか?それじゃあ頼むよ、いやー、あんまり広いもんだから道に迷っちゃってさ」

少女はくすくすと笑って。


「確かにここは広いですからね〜しっかり覚えないといけませんよ?」


「あぁ、分かった。」

しばらく歩くと少女はある扉の前で止まった。


「ここが司令室ですよ〜それじゃあ、後はごゆっくり〜」


「あ、あぁ、ありがとな」


「いえいえ〜いいんですよ〜」

そう言ってにこやかに立ち去る少女、あ、名前聞きそびれたな。

まあ、ここにいる人みたいだし、また会えるだろ


「ここが司令室か、失礼しまーす!」

コンコンと戸を叩くすると、扉の向こうから返事が返ってきた。


『どうぞなのです』

許可が下りたので俺は部屋に入っていく。


「お邪魔します...」


「ようこそなのです!新しい司令官さんの方です?」

そこにはセーラー服を着た小学生くらいの少女が立っていた。

って言うか司令官?


「俺が司令官かどうかよく分かんねえけどここに来るように言われてきた上条当麻だ。よろしくな」

にこりと笑んで左手を差し出す。すると少女は不思議そうに左手を見ていた。


「いやあの、握手のつもりだったんだけど...」


「はわわっ!ごめんなさいなのです!」

その言葉に少女ハッとしてすぐに右手で握手してくれた。


「私は
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