暁 〜小説投稿サイト〜
IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。
子供編
友達は、辛い時ほど支え合うものですわ!
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〜アンネローゼの後宮入りが決定した後のある日〜

「一体、どういう事ですの!アンネローゼお姉様が、後宮入りって!
クラウディア!(わたくし)聞いていませんわ!」
と突然、ティアナ・フォン・カナリスが、話しかけてきた。
さっきまで、唖然とした顔で聞いていたのに………。
ちなみにティアナは、私の心友である!
私が、ラインハルト兄上と比べられて泣いていた時に慰てくれて、
アンネローゼ姉上が、勉強が出来ない時にどうすれば良いか、アドバイスをくれ、
父上が、お酒ばっかり飲んでいた時に愚痴を聞いてくれた相手でもある!
ティアナは、本来なら、公爵令嬢であるが、もう嫌だー??
とある日爆発して、街を彷徨った所を私が保護し、今に至る。
ティアナの両親は、ティアナに興味がないらしく、何をしようが無関心。
何とか、気を引こうとした結果に出来たのが、心友である私だ。
ティアナのお願いなら、ティアナの両親は、何でもいや、会う以外の事は聞いてくれるので、
星を何個か、貸して貰おうと思い、彼女に相談した。
その結果が、最初の通りである。
「ティアナに言っていなかったけ……。」
と首を傾げながら言うと
ティアナは、噛み付くように
「言っていませんわ!それに………お願いなら、何でも聞きますわ。
だから、(わたくし)から、離れて行かないで。
お願いですわ……………。(わたくし)には、クラウディアしか、
お友達もいませんし、クラウディアは、
ずっと、(わたくし)とお友達でいてくださると約束して下さったではないですか……………。」
と最後は、泣きそうになりながら言った。
私は、ふんわりと笑いハンカチを取り出しティアナの涙を拭き
「ティアナ、それでは駄目よ。それは、友達じゃないよ。
臣下とか、対等ではない関係になってしまうよ。
だからね、ティアナ?」
突然、私の手を握りティアナは、泣き笑いで
「わかっていますわ!お友達とは、辛い時ほど支え合うものですわ!
何度もクラウディアに言われましたもの!
クラウディア、私は、星を5個程持っております。
領地経営なども(わたくし)に任されております。
(わたくし)、嬉しく思いますわ!
クラウディアは、私の夢とクラウディアの夢、
そしてラインハルトお兄様の夢を同時に叶えるためですわよね。
クラウディアが、夢を諦めなくて良かったですわ。
ですから、クラウディアの夢の端っこで良いので入れてくださいね。」
と言って少し、哀しそうにわらう。
私は、そんなティアナを見てぎゅーっと抱きしめて
「ティアナは、私の夢の真ん中にいるよ。私の隣で笑っているの。
ティアナ、あのね、私の家に遊びに来ない?
今なら、アンネローゼ姉上のお菓子付きだよ。」
「もちろん、伺いますわ。ありがとう
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