暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
4章 海上決戦
海上でのやり取り
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なのははフェイトにそう話すと、レイジングハートをフェイトの方へと向ける。
すると、レイジングハートから桃色の光が飛び出し、フェイトの身体を包んでいく。
フェイトは驚いた表情でなのはを見つめる。
先ほどの桃色の光はなのはの魔力であり、なのははそれをフェイトへと分け与えたのだ。
今、フェイトの魔力はかなり回復していた。
その相手の行動がフェイトには信じられなかった。
「二人できっちり半分こ――」
フェイトははっとなり、視線をなのはへと戻す。そこには優しく微笑むなのはの姿があった。
なのはの言葉にフェイトは困惑する一方であった。
しかし、なのははそれに構わず話を続ける。
「今、ユーノくんとアルフさんが止めてくれてる。だから、今のうちにっ!」
「二人でせ〜ので、一気に封印!」
なのははフェイトが悩んでいることも気にせず、そう言い放つと飛翔し、レイジングハートをシューティングモードへと移行しながらジュエル・シードの攻撃を回避しつつ砲撃が可能なポイントへと移動していく。
フェイトはそんななのはの姿を黙って見つめていた。
「Sealing form set up」
「バルディッシュ……?」
声を上げたのは、フェイトのデバイスであり、相棒でもあるバルディッシュであった。
まるで、悩んでいるフェイトの背中を押すかのように、シーリングフォームへと形を変化させる。
決意を固めたフェイトは、巨大な魔法陣を展開し、ジュエル・シードを封印する体勢に入る。
同じように、フェイトから離れていたなのはも封印の体勢に入った。
俺はゼロのほうを向きながら
「さてっと、こちらは・・・」
「ふん、俺はそこまで空気が読めないわけではない
貴様が余計なことをしなければ手を出さないさ」
「手を出したら」
「その時は背中に用心することだな」
こちらのフェイスガードのゼロさんは怖いね
やはり意図が分からん
フェイトはバルディッシュを上空へと掲げ、
なのはから分け与えられた魔力を込めていく。
同じようになのはもレイジングハートに魔力を込め、砲撃の姿勢を取る。
そして、二人の準備が整った。
「せぇ〜のっ!」
なのはがレイジングハートを持つ手に力を込めながら叫ぶ。
『サンダー・・・』
フェイトの静かだが力強い声が聞こえると、バルディッシュが電気を帯び始め、
『ディバイィィン……』
なのはもレイジングハートの先端に膨大な魔力を集め、
『レイジーーーー』
『バスターーーー!!』
二人の叫びにも似た声が重なり、互いにジュエル・シード目掛けて、
攻撃魔法を放った。それは、六個もあったジュエル・シードを簡単に封印できるほどの威
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