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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第609話】
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頷くラウラ。
一先ず争いが落ち着いたと判断したのか野次馬も居なくなった。
「んじゃ、席に行くぞ。 京都まではまだあるからな」
「うむ、わかった」
頷くと俺はラウラを連れて自分達の席へと向かうのだった。
同時刻、場所は京都市街地イベント会場――コアの抜かれたラファール・リヴァイヴの様々なカスタム機が並び立っている。
【世界のラファール・リヴァイヴ展】――シェア第三位であるラファール・リヴァイヴの各国が施しているカスタム機のレプリカやキャノンボール・ファスト仕様、第二回モンド・グロッソでフランス代表が駈ったとされるカスタマイズ専用機のレプリカが並ばれていた。
一際目立つのはイベント会場の真ん中に鎮座する漆黒のラファール・リヴァイヴ――照らされる明かりすらその漆黒の闇に吸い込まれそうな色合い、そして突き抜ける蒼のラインが目立っていた。
「これはこれはウィステリア様、この度は世界のラファール・リヴァイヴ展への出資、ありがとうございます。 それに、各国のレプリカとはいえこれ程のラファール・リヴァイヴが集まるとは……私共も感無量でございます」
「フッ……気にしなくていい。 一般の方ではなかなか見る機会がないISだ。 少しでも貢献が出来たのであれば私も嬉しく思う」
デュノア社主催と銘打つ世界のラファール・リヴァイヴ展だが、実際の主催はイルミナーティが経営してる会社が主だ、だが主催者含めてスタッフ等はウィステリアの事を出資者の一人としか認識していなかった。
主催者の差し出された手を握り握手を交わすウィステリア――その両サイドにいるシルバー、シャルトルーズの二人。
「ウィステリア様、此方の見目麗しい女性の方の紹介を……」
「……そうだな。 彼女はシルバー、我が商会の経理を担当している」
「よろしくお願いします、シルバーです」
ニコッと笑顔で主催者に挨拶したシルバー――白銀の髪を腰まで下ろし、黒のタイトスカートから伸びる脚線美。
主催者もあまりに綺麗な女性の笑顔に顔が赤くなる。
「そして此方はシャルトルーズ――私の秘書をしてもらっている」
「初めまして、今ご紹介に預かりました、シャルトルーズです」
にこっと柔らかな笑みを浮かべたシャルトルーズ――此方も腰まで下ろしたブロンドロングヘアー、白のブラウスに僅かに短い青いチェック柄のフレアミニスカート、ストッキングを穿いてシルバーに負けないほどの脚線美を見せていた。
掛けている赤いフレームのだて眼鏡が僅かにずれ落ち、慌てて直し、恥ずかしそうにはにかむ。
そんな一挙仕草が魅力的に映ったらしく、近くの男性スタッフも思わず見とれていた。
「しかしウィステ
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