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IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。
子供編
兄上は、、、無理ですよね〜
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「えーと、言う通りって?」
とジークが、不思議そうに聞きます。
私は、顔を改めてこれまで考えてきた事を3人に話します。
「私の指示に従って下さい。例えば、諜報。ラインハルト兄上を抑える事。
これは、絶対ラインハルト兄上は、、、無理ですよね〜。
ラインハルト兄上が、目立つほどこちらはやりやすくなりますしね。
2人とも、素材は良いので女性の噂話をさりげなく聞いて下さい。
女性の噂は、だいたい、信憑性がありますので。
ラインハルト兄上は絶対、こういう事に向いていませんしね。
ラインハルト兄上に頼むのは、出来るだけ、恩を売っておく事。
門閥貴族だろうが、平民だろうが、奴隷だろうがですね。
その中で、優秀な人材は眼をかけておいてください。
それと、まぁ、無理でしょうが、喧嘩はなさらないようにしてくださいよ。
あと、ラインハルト兄上は、私が何をやろうと口を出さないでくださいね。」
そう私が言うと、ラインハルト兄上は
「俺に出来ることは、口を出すなってクラウディアはひどいぞ。」
と不満そうに言い、ジークは、
「了解。」
とにっこり笑って言う。レオンは
「素材が、良いって何だよ。」
とブツブツつぶやく。
三者三様な反応に私は、ふふっと笑い、
「だって、本当の事でしょう?
3人とも、まだ、10歳なんですから。
しばらくは、父上が協力してくれるので。
色々と調べなければならない事が、沢山ありますしね。
少しずつ、焦らずやっていきましょう。
私達は皇帝陛下より、40歳以上若いのですからね。
時間は、待ってはくれませんし。私達にたくさん残っていますしね。
若い、私達に
さあ、戦いを始めますよ。
ラインハルト兄上とジークとレオンには、教養を身につけるために美術館や、オペラハウスなど色々な所にアンネローゼ姉上と一緒に行ってもらいます。
将来、もし会えなくなっても、偶然会ったなら、咎められないでしょう?
ダンスや貴族の基礎知識、マナーも、学んで頂きますね。
将来の、皇帝と重臣が恥ずかしい思いしたら、大変ですしね。
それに、一応領地を持つ事になりますので、お忘れなく。
これは、アンネローゼ姉上と父上も把握済みですから。
ラインハルト兄上が、何を言おうと無駄ですよ。
精一杯、みんなの事を利用させて頂きますね。」
私は、にっこりと笑って、3人に言った。

どうやれば、みんなが幸せに笑顔になれるかずっと考えている。
夢物語でも小説のようでも想像とか、妄想とか言われても私は抗い続ける。
私から大事な人達を奪う奴らから。
いつか、いつか、アンネローゼ姉上が。ラインハルト兄上が。父上が。ティアナが。ジークとレオンが。
みんなそろって向こうの世界の言葉で言うならハッピーエンドになるように。

私の夢は………。
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