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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第608話】
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とさせられて頬を指で掻いて誤魔化す。
地味とか言っていたが――特に地味な要素はない気がする、茶髪のミディアムカットに赤い瞳、笑えば見える八重歯がチャームポイントで更にいえば以前のポーズ合戦、中々に可愛くポーズを取れていた。
「……? ヒルトさん、私を見てどうしたんですか?」
「ん、何でもないさ」
「ふふっ、変なヒルトさん♪」
クスクスと笑うソフィー――こうして見るとやはり地味な要素は何処にもなかった。
「あ、そうだった。 まだ私、クッキー配らなきゃいけなかったんだぁ」
「そっか、なら俺の事は気にせずに行ってきなよ」
「はい♪ じゃあこれで失礼しますね、ヒルトさん♪」
ぺこりとお辞儀をし、笑顔で駆けていくソフィー。
「じゃーんぷっ♪」
ピョンっと跳ぶソフィー――ふわりと小さくスカートが舞う。
なんていうか、天真爛漫って感じ、美春とは別ベクトルの。
そんな彼女を見送ると手渡されたクッキーの小袋と飲み物を持って部屋に戻った。
部屋に戻った俺は机に備え付けられた投影ディスプレイを開く――ちょうど京都で開催されるイベントの告知が行われていた。
『今回開催されるのは、世界各国に配備されているラファール・リヴァイヴのカスタマイズ機の数々です。 なお、このイベントに関してデュノア社社長のアルベール・デュノア氏のコメントが――』
アルベール・デュノア……?
シャルの親父の名前だろう、デュノア社の社長とアナウンサーが言っていたのだから。
『――とのコメントが入っています。 高岡さん、世界のラファール・リヴァイヴ展、楽しみですね♪ では次のニュースです。 アイドルとの熱愛報道が取り沙汰されてる――』
芸能ニュースに切り替わり、俺はチャンネルをかえる――スポーツ番組、クイズ、旅番組と特に代わり映えのない内容だった。
大したことのないテレビの内容、IS専門チャンネルに切り替えると各会社の新製品の銃や刀剣類の告知コマーシャルが流れている。
各企業の最新モデル、それを扱う各IS又はEOS――見ても仕方ないと思い、ディスプレイを閉じてクッキーを食べる。
「……もう寝るかな」
ぐっと腕を伸ばし、小さく欠伸をして俺はベッドに身を預け、そのまま眠りについた。
場所は変わり三年生寮、ダリル・ケイシーは届いていたメッセージ内容を確認していた。
「暗殺対象は――有坂ヒルト? ……織斑一夏じゃねぇのか? ……まあいい、場所は……京都に着き次第だな」
メッセージを読み終われば自動的に消去され、端末も小さく爆発して破片を散らせた。
「……炎の家系の呪われた宿
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