第3話 改訂版(2019/04/30)
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》ならぬ仙気か?
俺がそんなことを考えていると、朱菜はその手に手裏剣の様な風の刃(?)を取り付けたソフトボール大の球体を作り出していた。
その球体は、キィーンと甲高い音を上げながら、最終的にバスケットボール位の大きさとなった。それを見ていた俺は本能でヤバい術だと理解した。
「ちょ、待っ―――」
「では、いきます。仙法風遁・螺旋手裏剣!!」
そして、俺が止めるより早く朱菜はその術――仙法風遁・螺旋手裏剣(?)を投げてしまい、投擲先の木々をズパズパ斬っていったかと思えば、途中で術が弾けた様でその衝撃余波が俺達を襲った。
衝撃余波が治まり、顔を覆っていた腕を退けると大鬼族一行を含めた俺達は唖然とした。何故なら仙法風遁・螺旋手裏剣(?)の弾けた地点が禿山どころかクレーターになっていたからだ。
………よし。この先どんなことがあっても朱菜とだけは敵対しないことにしよう。っていうか、大鬼族の奴らも朱菜の仙術を知らなかったのか、男性陣は顎が外れんばかりの大口を開いてるぞ。
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