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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第602話】
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入れると最大八人までは隣り合わせという結果らしい。

 騒動を大きくした張本人である織斑先生は一旦退出、山田先生も後に続いた。


「じゃあ皆、名前書いた?」

「美冬、俺は書いてないぜ?」

「織斑くんは余った席に座ればいいよ」

「……ひでぇ」


 一夏にそんな事を言われてもどこ吹く風、そしてアミダくじの結果が反映される。


「わあっ、ヒルトさん、よろしくお願いしますね♪」

「ひーくん〜、私が隣だよー」


 右がソフィー・ヴォルナートで左はのほほんさん。


「ヒルトさんの前ですか……いえ、よしとしましょう」

「ひ、ヒルトくん、よろしくね?」


 前がセシリアで後ろは静寐。


「ハァイ、ヒルト♪。 少し離れてるけど。 私とヒルトの日米同盟に支障はないわ」

「ま、まあ一応結果オーライだな」


 左ののほほんさんの前がティナ、のほほんさんの後ろが理央。


「うーん、ねぇソフィー、エミリアと席替わろう?」

「ヒルトと近くだし……僕は良いかな?」


 ソフィーの前がエミリア・スカーレット、その後ろがシャル――とはいえ実際専用機持ちはわりと近くの席だ、それほど困ることはないだろう。

 一部不服そうな子も居るが、アミダくじで決まった以上どうしようもなかった。

 暫くして織斑先生と山田先生が小型の投影ディスプレイを一人一人の机に設置していく。


「諸君、これからの授業はそれを使う、それは最新型の投影ディスプレイだ。 多目的室の大型ディスプレイとリンクしている。 有坂、ディスプレイを起動してみろ」


 言われるがまま投影ディスプレイを起動させると、従来とは違って複数の投影ディスプレイが展開された。

 目線にあるディスプレイが多目的室の大型ディスプレイにリンクしているらしく、山田先生が大型投影ディスプレイに指を滑らせると目線のディスプレイにも文字が描かれた。

 因みに内容は『真ん中の席はどうですか?』とのこと。


「有坂、その目線にあるディスプレイはリンクしていると言っただろ? 其処に文字を書いてみろ」

「了解っす」


 とりあえず返事を書く――『真ん中はちょい目立ちすぎです(>_<)』――顔文字まで反映されてしまった。


「……とまあこの様に使える。 今後IS学園以外でも取り入れられるらしいが……今は我が学園にしかない。 授業ではそのウィンドウに挙手の手のひらマークが現れる。 授業の問題が分かればそれに触れて問題の答えをディスプレイに書き込め、そうすれば授業遅延、教科書を忘れることも無ければ電話帳として捨てるバカもいなくなるだろう」


 ――ちょっとしたSNSみたいな物だろうか、
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