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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第602話】
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」
「あ、ヒルトくん。 ここのお店興味ないかな?」
等と明らかに態度の違う女子達の行動に疑問を抱いている合間に更に続々と集まり始めた。
「ヒルトくん、時間があったら一緒に勉強しよっ」
「あー! 何抜け駆けしてるのよーっ!」
「良いじゃん! 別にヒルトくん彼女居ないしさ!」
俺を中心に群がる女子、女子、女子――一体なんなんだと思っていると――。
「よぉ、皆おはよう」
爽やか笑顔で入ってきた一夏、一瞬静寂になるのだが直ぐにガヤガヤと煩くなる。
「……? まあいっか」
そんな一夏の呟きも喧騒に消えていく――ほぼ全生徒が集まったその時、手を激しく叩く音が鳴り響いた。
「諸君、静粛に頼む」
織斑千冬の言葉にサッと静かになる多目的室――続いて山田先生が入室してきた。
「山田先生、説明をお願いします」
「はい。 この度、一年生全生徒を一クラスに集めることになりました。 先日の運動会で有坂くんが叶えたい願いを考慮した結果、生徒会長である更識さんが判断した結果となります。 これから皆さんには此方で授業を受けてもらう形になるのでご了承ください」
シーンと静まり返る多目的室、軽く咳払いすると織斑先生は続けた。
「これで事実上、クラス対抗戦は出来なくなってしまった訳だが、専用機持ちの訓練は特別メニューを組んでやる、特に織斑、お前には最上級レベルのメニューを用意してやった。 有り難く思え」
……かいつまんで説明を理解すると、一年生全生徒は一クラスに、それも場所はこの多目的室。
んでIS関連授業は専用機は特別メニュー、一夏は更に上の最上級レベルのメニューという事だ。
訓練は構わないのだが席順はどうなるのだろうと思っていると――。
「因みに席順だが……座った者勝ちだ」
ニヤリと笑う織斑千冬――その言葉に一斉に騒ぎ出す女子一同。
「チャンスよ! ヒルトくんの隣はアタシがもらったぁぁぁ!!」
「させないよ! 有坂くんは私が――」
「ええいっ! やらせないわ、やらせはしないわ!!」
騒然とする多目的室もとい一組教室――ヒルトの周りは集まる女子生徒で物凄い事になっていた。
「ちょっと待ったー!! お兄ちゃん困ってんじゃん!」
多目的――一組に響き渡る美冬の声、腰に手を当て目尻をつり上げていた。
「このままじゃ埒があかないでしょ? ここは公平にアミダくじで決着着けよう!」
ざわめきが落ち着き、一同頷くと簡易的なアミダくじを作った美冬。
そして何故か俺は一組真ん中の席へと強制的に移動させられた――こうすれば斜めを
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