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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第598話】
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聞き返す刀奈に、俺は再度答えた。
「行ってみたい――というか行きたいです。 機会があれば案内してくれないですか?」
「も、勿論よ。 いつか……必ず、きっと、絶対ね!」
「その時はよろしくお願いします、刀奈」
妙な敬語と入り交じる俺、頭を掻いてると刀奈は不意に声を上げた。
「ヒルトくん、あれ、あれ!」
指差す先にあったのはアミューズメント・スペース――ゲームセンターだった。
「私、あそこに行ってみたい!」
「ゲーセンですか? 良いですよ、行きましょう」
「うん! ――あ、ちょっと待っててね、着替えるから!」
パタパタと試着室に戻る刀奈――一人になると前みたいにまた服を戻せとか言われないか身構えてしまう。
だが特に何もなく、試着を終えた物を刀奈は戻していくと二人揃って店を後にした。
すぐそばの信号が変わるのを待つ俺と刀奈――隣の刀奈を見るたびに、俺と釣り合わない気がしてならなかった。
それほどまで彼女は綺麗なのだ――正直可愛い、勿論他の子も可愛いが――。
信号が変わるや、刀奈は俺の手を取り駆け足で走っていく――店内へと入ると入り口付近はやはりUFOキャッチャーが並んでいた。
「ヒルトくん、お姉さんね、ゾンビ撃ちたい」
「ゾンビ? ……というと、あのガンシューティングですか?」
指差す先にあるのはおぞましいゾンビが描かれたガンシューティングゲームだ、出来ればあれじゃなく別のをいきたいのだが――。
「そうそう! いつも私を怖がらせるゾンビ、撃ち殺すのよ」
「そ、そうっすか……。 一応あそこにISの格闘ゲームあるけど……」
そう言うと刀奈は首を振る。
「お姉さんがやったらずっと連勝よ。 先にゾンビ、ゾンビ!」
「……了解っす」
しぶしぶ付き合う俺――どうやら最新型らしく、無線式のガンコントローラーが四つ刺さっていた。
「じゃあヒルトくん、一緒に始めましょう!」
はしゃぐ刀奈は二挺手に取った――二挺拳銃で行くのだろう。
三人分の小銭を投入――このゲームは最大で四人プレイが可能だ。
一挺手に取り、手のひらでガンスピンする俺に負けじと刀奈は二挺拳銃スタイルでポーズを決めた。
「銃ノ型(ガン・カタ)、魅せてあげる!」
ゲームスタートと同時に現れる夥しい量のゾンビ軍団。
ギャングスタイルで構えた俺はヘッドショットを決めてゾンビを蹴散らす――隣の刀奈はやたら派手な動きの二挺拳銃スタイルで倒していった。
ゲームに必要の無いターンしながら撃ったりしているといつの間にか人目を集めていたらしく――
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