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憑依先が朱菜ちゃんだった件
森の騒乱編
第1話 改訂版(2018/04/30)
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その手始めが大鬼族(オーガ)の生存。原作では私とお兄様(後の紅丸)を含めて6人しか生き残れなかったけど、この世界では現時点で私を含めた原作組とお父様、お母様を合わせて263人の大鬼族(オーガ)が生き残っている。

豚頭族(オーク)との戦いで既に37人の大鬼族(オーガ)の民が犠牲になっているけど、私が足止めしている間に逃げてくれれば、リムル様の村に辿り着くまでの道中に何かあったとしても、最低でも200人強は逃げ延びれると思います。

そんな訳で皆が逃げ延びる為の時間稼ぎをする為にも、真面目に豚頭族(オーク)の軍勢に挑みたいと思います。


「……多重影分身の術」


周囲に被害を出さず私1人で相手取れる数が100前後なら、本体を含めた影分身1000体で挑めば10万の軍勢を相手取れることになりますよね。

豚頭族(オーク)の軍勢の総勢が20万。現時点で大鬼族(オーガ)の里に襲撃を仕掛けているのは数千。後詰めの部隊がいたとしても、流石に10万以上の部隊がいるということは無いでしょうから、逃走も余裕でできるでしょう。

というか、既にお兄様の服に飛雷神の術のマーキングをしているので、お兄様達が遠くに逃げてくれればくれるだけ、私の安全が確保されるんです。

……それにしても、影分身を使うといつも思うんですが、デート・ア・ライブの時崎狂三ちゃんになった気分になりますね。周囲には大鬼族(オーガ)の民もいませんし、狂三ちゃんっぽいことを言ってみましょうか。


「さぁ、私達。これから豚頭族(オーク)との楽しい闘争(デート)を始めましょう」


………自分で言ってなんだけど、朱菜ちゃんには似合わない台詞ですね。あと、この台詞はどっちかというと五河琴里ちゃんっぽいでしょうか?

…………あっ!神威空間に保管してあるスーパー宝貝(パオペエ)と六道宝具、霧ならぬ鬼の忍刀をお父様達に渡すのを忘れていました。……まぁ、再会した時に渡せばいいですよね?



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