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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
69宇宙を包み込むほどの受(うけ)
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に幾つか放った。人類や天使の記憶や技術を全てもった生物も、やがて単細胞の中にミトコンドリアを取り込んで活動し始めたように、動き、繋がり合い、巨大な生物となって4次元球の上に上陸して、銀河を渡り限定された五次元世界から本来の五次元へと旅立つ、その時にはまた姿を変え、いつか究極の11次元世界へと到達するだろう」
 それも意味は分からなかったが、輪廻転生していつか人類もドラゴンも、神の座に近づく日が来るのだろうと思えた。
 その大きな流れの中で、天使という次世代の生き物、空の上の世界で暮らせる生命体?を生み出して、更に次の生命が産まれたと聞いて、奇妙な充足感を感じた女たち。
 命のバトンのような物は既に受け渡されていて、全ての記憶や経験を持ち合わせた究極の生命が、4次元と言う上位世界に旅立ち、そこでは葉緑素を持った単細胞生物のように最下位の生物となって、遙か上の上の、認識が不可能な場所へと産み落とされたと聞いて、何故か女たちは満足した。
「その「楽園」の中にも人類の記憶は存在している、我ら天使の記憶も経験も積み込まれて送り出された。その中では計算による幻影ではあるが、人々はいつまでも平和に暮らし、暖かな箱庭の中で災害にも疫病にも苦しめられず、永遠を過ごす。我らの夢も叶い、選ばれた聖人達が織りなす夢物語を傍観して手助けする天使達も居て、その中でだけは全ての人が全ての願いを叶えて愛し合い、幸せになって人生を終える。わかりやすく言えば、お花畑の中の夢物語だ。お前達も私達が持たされなかった同じ者をその身に宿している。細胞、ミトコンドリア、どちらも二次元世界での全ての願いを載せた「夢」を受け継いでいる。お前達もまた宇宙であり神でもあるのだ」
 精霊信仰のような夢物語を聞かされ、何かわからない感動が女たちの身を包んだ。
 人類が生み出した、本来宇宙空間にあるべき生命体から命のバトンの受け取りを伝えられ、さらに通常聞くことなど有り得ない、その次の世代として「太陽系の閉じた3次元空間」が生み出す4次元球へと向かって次の生命を送り出したと聞いた。
 そして自分たちの中にも同じ宇宙が有り、下位の二次元世界から送り出された全て、神までが細胞一つ一つに宿り、長い長い夢を見るための揺り籠として存在しているのだと聞かされた。
 魔王城の住人も、この会談の内容を聞かされ、魔獣たちですら自らの身体に宇宙と神を内包していると聞き、生命体が受け取る最終コード「既に次の次元に次世代の生命が受け渡された」と入力され、謎の感動に包まれ、涙を流して喜び、その呪われて穢れた肉体にすら宇宙があると知って泣いた。
 たった今死んだばかりの者も、自分の身体だった物の中には宇宙と神が宿り、二次元世界の住人には永遠にも思える永い夢が終わったのだと知って、苦渋に満ちた人生を終えて次の肉体へと旅立っていっ
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