第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change7:彼は何者か?〜Compensation for strength〜
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現在、会談の会場では倒れている者と動けて居るも者に分かれていた。
とりあえず三大勢力の首脳陣とグレイフィアさん、ヴァーリは動けている。
そしてオカルト研究部とソーナ会長のほうは―――。
「無事なのは、私とイッセー。それと祐斗とゼノヴィアだけね」
リアス部長が確認を取っていた。
ちなみに倒れた者は、アーシア、朱乃さん、同席しているソーナ会長と真羅副会長だ。
「上位の力を持った俺たちはともかく、リアス・グレモリーの騎士二人は聖魔剣と聖剣がこの現象から防いでくれたようだな、そして、リアス・グレモリーが動けるのは例の現象が起こる寸前、赤龍帝に触れていたからだろうな」
アザゼルが今の状況を説明する。
窓の外を見ると黒いローブを着こんだ魔術師みたいな連中が次々と現れている。しかもローブの中央に獅子のエンブレムが彫られた機械を付けていた。
あの機械も本来ならこの世界にはないものだがな。
しかしこうも状況が状況だ。
さらにはなぜ、あの世界の兵器をなぜ所持して使っているのかがわからない。
そして、あの機会が本物であればこの場のほとんどの皆が抵抗できないまま殺される。
だが、冷静にいられる俺だが、一瞬にして切り替わる。
―――だれだ…この世界に『貴なる兵器』を持ち込んだクソどもは……ッ!!
俺は久しぶりに堪忍袋の緒が切れていた。
なぜ、あの兵器が…この世界において持ち込んではならない兵器が持ち込まれているッ!!
「シン…?どうしたんだよそんな怖い表情をして」
どうやら今の俺は表情まで歪んでいるようだな。
「どうやら、その表情この現象に覚えがある…いや知っているようだな、神無月シン」
アザゼルが俺を見ている。
知っているも何も…これは俺がいた世界にあった兵器だ。
だが…それよりも―――。
俺は高速である奴に攻め入る…。
そいつの名は―――ヴァーリ。
「――――ぐはぁぁッ!?」
俺はヴァーリに攻め入ったまま背後を取りそのままヴァーリの背中に蹴りを入れた。
――バギィィィィィンッ!!!
そのままヴァーリは窓を突き破り学園の校庭の中央に吹っ飛んだ。
「な、なにをしてるんだ!!神無月シン!!!」
アザゼルが動揺していた。
そして俺は今の状況を簡潔に話す。
「白龍皇は、十中八九この会談の詳細を今俺たちを襲撃している敵に教えていた」
「何故、そう言い切れるのですか?」
ミカエルが質問する。
「確証は二つ。まず会談が始まる前にこの結界に巧妙に仕組まれた出入り口が仕込まれていた。その仕込まれた痕跡をたどる
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