第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change7:彼は何者か?〜Compensation for strength〜
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の正体を見てそれぞれの反応をしていた。
三大勢力の幹部たちはなぜか納得しているが驚いており、ほかのみんなは開いた口がふさがらないような感じだった。
まあ、当然といえば当然か。
幹部たちを除けば、ほかのみんなは俺を人間として見ていたからな。
「おまえ、その体は一体……」
「先ほどサーゼクス・ルシファーが言っていてでしょう。『“現代の科学技術を凌駕した超兵器を扱う兵士”』と。当然そんな代物、生身の人間が扱えるわけがない。なら簡単なこと人間自体を改造すればいい―――。まあ、その結果がこれです」
「君はいつからその体に……」
「いつか…か、残念ながら俺がいつこうなったかは記憶がないんでね」
「「「………」」」
この場にいる全員が沈黙する。
まあ、少なからずこれを見たってことは、みんなの精神はかなり乱れているだろう。
何せ見た目だけなら殺人ロボットのような姿なのだからな。
さてこの姿を見て、ここにいる皆はどう思うのか………。
すると意外な人物が沈黙を破った。
「俺は…あいつを……。神無月シンを親友だと思っています」
イッセーだった。
そしてイッセーにみんなの視線が行きイッセーはそのまま話し始める。
「シンがどんな存在でも俺にとっては親友です!!だって、今までの事件はこいつが全部解決してくれたようなものです。本来なら助ける義理もない俺や部長やみんなを脅威からたびたび救ってくれたのは紛れもないこいつなんです!!!だから俺はシンがどんな存在だろうと、どんな姿であろうと、俺はこいつの親友です!!」
周りのみんなが驚いた表情をする。
いや……、正確には一番驚いているのは俺だ。
こんな姿を見ても一切の不信感も出さずに、こんななりの俺を”親友”だと言ってくれた。
なぜだろうか…。イッセーの言葉を聞いた途端なぜか少しうれしいと思ってしまった。
「そうね。イッセーのいう通りです。彼――神無月シンは私たちグレモリー眷属の危機を何度も助けてくれました。彼には何も得るものがないのにです。だから私グレモリー家次期当主、リアスグレモリそして眷属一同は神無月シンをかげないの仲間と思っています!!」
リアス部長の一言でオカルト研究部の面々が真剣な眼差しで三大勢力の幹部たちに訴えかける。
「そうです。彼は学園生活においても、また裏の活度においても様々なところで助けられました。私シトリー家次期当主、ソーナ・シトリーも彼を大切な仲間と思っています」
ソーナ会長まで……。
なぜだろうか…この人たちは悪魔と称されているのに、俺にとっては暖かい人間のように思えてしまう。
成程…もしかしたら俺はこの人たちに自然と引き寄せられていたのかもしれな。
「
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