第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change7:彼は何者か?〜Compensation for strength〜
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「―――失礼します」
リアス部長が会談の会場となっている会議室のドアをノックし、入室する。
開けた先には、階段用に特別に用意したであろう中世の豪華絢爛なテーブルを囲むように各陣営のトップが真剣な表情で座っている。
しかし一つ席が空いているのは何のためだろうか?
悪魔側は、ザーゼクス・ルシファー、セラフォルー・レヴィアタン、会談用のお茶の給仕係のグレイフィアさん。
天使側はミカエル、ガブリエル。
ガブリエルに関しては俺と顔があった瞬間顔を赤く染めてしまった。
堕天使側はアザゼルと白龍皇ヴァーリがいた。
………。なるほど結界の細工は奴の仕業か。さて何を仕掛けるか、警戒をしておこう。
「さて、さっさと会談を始めるぞ…って言いたいところだが、神無月シンお前さんは空いているこの席に座ってくれ」
「ん?なぜ俺が…?」
「お前さんはどこにぞ属していない人間だ。しかも今までの戦績を見ればその席に座るのが妥当だろう?」
まったくそういう事か…。まあ、質問されるであろう内容は変わらんからいいか。
「ではお言葉に甘えさせてもらおう」
俺はそのままアザゼルがさした席に座る。
「では、会談を始めよう」
こうしてサーゼクス・ルシファーの一言で会談が始まった。
―○●●●●○―
「この会談の前提条件として、この場にいる者達は『神の不在』を認知している」
サーゼクス・ルシファーはそう言うと会場にいる皆を見渡す。
まあ、これを知らない人間がここにいるわけないからな。
俺を除き神の不在を知ってしまったみんなが参加させられているのだから。
そして三大勢力の話が徐々に進んでいく。
「と言う様に我々天使と教会は……」
「そうだな、その方が良いかもしれない。このままでは確実に三勢力とも滅びの道を言いてしまうだろう……」
「ま、俺らには特に天使や悪魔を嫌う根本的な理由はないけどな」
悪魔、天使、堕天使のトップたちが現状の確認や今後どのようになっていくかを話し合っている。
まあ、最初はアザゼルが作ったコカビエル襲撃の件についてののレポートがひどすぎる、などの会話などがあった。
だが会話のワードに『緋き結晶の英雄』や俺の名前が挙がっている。
どうやら尊大勢力のお偉いさんにとっては俺はかなり注目の的らしい。
そして話が進み三天龍の内、赤龍帝と白龍皇の二人はこの現状で何をしたいのか?という質問に変わっていた。
「「さて俺達、三竦み外側にいながら世界を動かし壊せるほどの力を持つ三天龍のうち、赤龍帝、そして白龍皇。お前らはこの状態で何をした以
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