戦闘校舎のフェニックス
フェニックス登場
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なせない弱者ばかりだったってことだ! お前も例外じゃない。こういう時、人間の言葉でなんと言ったかな?・・・そうだ、『宝の持ち腐れ』、『豚に真珠だ』だ! フハハハハ! お前にピッタリだな! リアスの兵士くん!」
嘲笑すえうライザー。本当の事とはいえ、これは無視することが出来るはずがない。
「ライザー! あなたッ!!」
下僕をバカにされたのが癇に障ったのか、リアスが食って掛かるが・・・。
「いい加減にしろよ鳥野郎が」
俺の方が我慢できなかった。
一誠side
・・・ちくしょう。俺はあまりの悔しさに奥歯を噛んだ。言い返してやりたいが、言い返せない。弱いってのは事実だからだ。俺はミラって子の攻撃が見えなかった。棟夜が止めてくれなきゃ無様にやられていた。不甲斐なさすぎる!
「ライザー! あなたッ!!」
部長が食って掛かるが、それよりも早くキレた奴がいた。
「いい加減にしろよ鳥野郎」
「「「「「!?」」」」」
棟夜だった。見れば冷たい目でライザーを睨んでいた。魔力と殺気が部屋を包み込む。ライザーのなんかとは桁違いだ。
この感じ、レイナーレと対峙した時と同じ感じだ。
「お前の言うとおり一誠は弱い。それは事実だ。人間から悪魔に転生して悪戦苦闘の毎日・・・それでもコイツは諦めずリアスやみんなの力になろうと必死に頑張ってんだよ。何も知らないテメェが一誠をバカにする権利はねぇよ」
いきなりの変わりように、ライザーとグレイフィアさんが驚いている。
そりゃそうだ。俺たちだって驚いたんだからな。
「お前は言ったな。フェニックス家の看板を背負っている、泥を塗られるわけにはいかない・・・お前の傍若無人の振る舞い、傲慢な発言が泥を塗っていることに気がつかないのか? ああ、知るわけないか。一誠の言うとおり焼き鳥なら頭脳も鳥頭だからな。ハハハ」
「貴様ッ! 自分の立場を考えてものを言っているのか!!」
「トーヤ、お願いだから・・・」
「俺はリアスの協力者だ。彼女が協力を求めるなら俺は全力を持って応えるまでだ」
「!!」
部長が目を見開き悠を見ていた。
「それに、リアスはお前のものじゃない。今はこの駒王学園、オカルト研究部の部長としてここにいる。これ以上、困らせるのは止めてもらおうか・・・それでも手を出そうってなら、俺が相手になるぜ」
右手を横に突き出すと、あの禍々しい紅い槍が現れた。
槍を手に取り切っ先をライザーに向けると、驚愕の表情を浮かべた。
「その槍・・・まさか!」
「魔槍・・・ゲイ・ボルク」
ゲイ・ボルク? どっかで聞いたような聞いていないような・・・。
「よく知っているな。これに刺された者は余程の幸運じゃないと確実に死に至ら
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