課外授業のデイウォーカー
最下層・抜き取られた聖杯と上役達×公開処刑と化したフィールド
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越者と言う存在とやらを俺と旦那に見せてみろ・・・・》
祭儀場が次第に闇に染まるが、俺は普段の俺とは思わない程の怒気と覇気と殺気を向けていた。バロールも同じくそうだが、前回は幻術だが今回はマジな方の暗黒・漆黒・暗闇と化した。俺とバロールの殺気によって展開されて、上下が闇に染め上がり光を感じないフィールドと化した。闇を生み出すバロールにも変化が訪れる、全身が闇に染まり人の形を崩して暗黒龍となる。
俺も無言で黒鐡改召喚後、隣に居る暗黒龍と化したバロールと破壊神黒鐡改激情態モードとなる。普段と違い大きさと目とオーラが段違いだし、目の色は緑から赤で纏うオーラも暗黒面となる。バロールも破壊神黒鐡も闇オーラを全身に放つが、CB以外は震えて見ているだけだ。
《この姿は俺である魔神バロールの意識の断片と融合した結果変質し、全てを喰らう闇を操る存在になった》
『その通りだ、で、その姿の名は「禁夜と真闇たりし翳の朔獣(フォービトゥン・インヴェイド・バロール・ザ・ビースト)」と名付けようか。ちなみに俺も普段とは違う俺であるぞ。今の状態は破壊神黒鐡激情態モードと言おうか』
獣の咆哮と魔神による咆哮であり、元々黒鐡改は魔神の姿だろうと時が変わり創造神と言う立ち位置になったので神々しいオーラを発するようになった。今だけは魔神であり破壊神であり、現れた暗黒龍と破壊神黒鐡は五メートルぐらいの全長。アザゼルとアグニ達CB兼黒神のみ静観してた。
「おいおい黒ちゃんが創造神から破壊神になるともう誰にも止められねえぞ!それよりあの現象は一体?さっきから黒ちゃんはギャスパーの事をバロールだとか言っていたが、やはりホントの事だったのか!」
アザゼルだけはそう言っていたが、神器に詳しいアザゼルにもこの有様は分からずにいたか。
「こ、これは・・・・っ!」
「何だというのだっ!?」
破壊神と化した黒鐡改と暗黒龍と化したバロールを見てた吸血鬼の上役も震えてたが、マリウスだけは冷静に分析するよう俺とバロールを見る。正確にはバロールの方だけど。
「・・・・落ち着いて下さい、叔父上方。これがユーグリット殿からの報告にあったギャスパー・ヴラディの本性なのでしょう。それにしてもまさか創造神黒鐡もここで破壊神に目覚めるとは驚きですね。しかし恐れる必要などありません。進化した吸血鬼たる我々がハーフの力と破壊神の力如きに屈するようでは笑いの種にもならぬでしょ」
そう言われた上役達は臆しながらも強く頷く。
「そ、そうだ。その通りだ」
「我々は聖杯にて超越した力を得た吸血鬼。次のステージに進んだ我らがハーフと破壊神如きに遅れを取るはずが・・・・」
『バグンッ』
と
『ザンッ』
と何かに喰われた音と斬られた音が聞こえたと思えば
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