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節目の日

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デントもない。川内といっしょにいるはずなのに、とても静かで、それでいて楽しい時間。

 こんな時間が過ごせるのなら、二人でいるのも悪くない。最終日に新しい生活が始まるというのも妙な話だが……

 そんな具合で、俺は一人で小さな幸せを噛み締めていたのだが……やはり、俺の隣にいるのは夜戦バカだった。次の川内のセリフを聞いて、俺は、こいつとの生活は、さぞうるさくて、振り回されて、苦労の絶えない……それでいて、この上なく楽しくて、賑やかで、笑顔の絶えない日々になるだろうという、確信が持てた。

「ところでせんせ。今晩の夜戦はどうする?」
「どうする? ってなんだよ? つーか早速ですかい……」
「私は改装済み20センチ連装砲2つと探照灯でいくけど」
「そっちか!? 俺を肉片にするつもりかッ!?」
「本気で撃沈するから覚悟してね!!」
「おにぎりはどうした!? 前はおにぎりで行くって言ってたよな!?」
「えー! だってせんせーは私の彼氏さんなんだから、手加減無しでいいじゃん!!」
「殺すなッ! 自分の彼氏を殺すなッ!!」
「いいから野戦ッ!! やーせーんんんんんんん!!!」
「ぉぁぁあああああ!!! うるさいぞ川内ぃぃいいいい!?」

おわり。

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