爺さんの名
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しかし、途中目が覚めた…気が付いたら、このグランドラインに乗り出すには、ワイはもう歳をとりすぎ取ったんや…」
悲しそうに言う爺さん。
ルフィ「何で諦めるんだ?」
しかし、人の夢を決して笑う事のないウチの船長が言う。
ルフィ「歳なんて関係ねぇよ。なりてぇ時に海賊になりゃいいんだよ」
その言葉に爺さんは何かを思ったようだ。
ウソップ「おいおいルフィ!爺さんが本気にしちまったらどうするんだよ!!」
ルフィ「サンジ、おかわり」
サンジ「ホラよ」
おかわりの魚の切り身を貰うルフィ。
ルフィ「だったら下しゃいいじゃねぇか!」
ウソップ「簡単に言うなよお前!?」
ゼニー「そうか、間に合うか」
ユウ「ああ、今からでも十分間に合うさ」
俺が会話に加わる。
ユウ「俺が知ってる有名な海賊団の船長も、爺さんと同じかそれより上の年齢だ。それに、この大きな海は来る者を拒まない。夢が海賊なら、爺さんの海賊船で…この広い海で死ぬのもいいんじゃないか?」
ゼニー「そっか…おおきに」
そして宴は終わり、ルフィ達は眠っていた。俺は少し便所に行ってて帰ってきたら、爺さんがいなかった。ロビンの姿もない。
ユウ「…あそこか?」
俺は山の上にある爺さんの船に向かう。すると、爺さんとロビンが話していた。
ゼニー「けどワイは…ワイの夢はここで永遠に眠るんや」
ユウ「なんでだ?」
「「!?」」
俺の言葉に2人は驚く。
ゼニー「なんや、ナミちゃんの兄ちゃんか」
ロビン「ユウ」
ユウ「邪魔するよ」
俺は爺さんの横に座る。
ユウ「一杯貰っていいか?」
ゼニー「ああ」
爺さんに酒を注がれ飲む。
ユウ「プハ〜ッ!…爺さん、さっきも言ったが、夢に早いも遅いもないんだよ」
ゼニー「……」
ユウ「夢は誰にだってある。俺やあいつら…それに、そこにいるロビンにもな。ルフィは海賊王、ゾロは世界一の剣豪、ナミは自分だけの世界地図を作る事、ウソップは勇敢な海の戦士、サンジはオールブルー、チョッパーは何でも治せる医者になる事、レモーネは助けてくれた俺に尽くす事、ビビは世界を見て立派な王女になる事、ロビンは、真の歴史の本文を知る事だ」
ゼニー「そっか。兄ちゃんの夢はなんや?」
爺さんは俺の夢について聞いてきた。
ユウ「俺の夢は…皆の夢が叶うのを見届けて、故郷に残してる家族と大切な連中と死ぬまで一緒にいることだな」
俺は空にある満月を見ながら、ベルメールさんやノジコの事を思い出す。そして俺は爺さんに許可を貰い、この場所で眠らせてもらった。翌朝、ヤギ達が騒がしく鳴いており目を覚ます。
ゼニー「どないした!」
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