第二十一話
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葉に頼まれていた本も忘れずに。
春雨も後から付いてきた。
―工廠―
あのあと、俺と春雨は夕立や時雨と一緒に昼飯を食べた。夕立と時雨には、「私と勉強していたということは内緒にしてくれませんか?」と言われたので、内緒にすることにした。
そして、現在、工廠。
「いやーどもども!ありがとうございます!」
俺と春雨は青葉に頼まれていた本を渡した。青葉は嬉しそうにその本を鞄に閉まった。
余談だが、駆逐艦の奴らは、「青葉さんの鞄からはお菓子が一杯でてくる。」と言うわけで青葉を好いている。青葉もまんざらではないらしく、自分の給料の一部は必ずお菓子を買う用に使うらしい。(情報源 時雨。)
「それじゃ、私からお話をさせて頂きますけど……立ち話もなんですから、どこかに移動しますか。」
青葉は俺達を先導するように移動しようとしたとき、
「それじゃ、工廠の中を使いなよ。ちょうど私も休憩だし、その話、なかなか気になるしね。」
工廠の中から明石さんが出てきた。
「あ、それじゃあ使わせて頂きますね。二号さん達も良いですか?」
俺と春雨は頷いた。
明石さんは俺達を工廠の中にある作業机に俺達を座らせて、明石さん自身も座った。
「さて、それじゃあ始めさせて頂きますね?」
そう言って、青葉は話し始めた。
「私は他の人から聞いたのですが、四年前の話らしいのですが……。
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