【ハリー・ポッター】編
207 クリスマス・ダンスパーティー
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りばめられているローブとなっている。
流石に元のままで行くアレだったので別荘≠ナ特訓の合間に仕立て直させてもらったのだ。
(やっと来たか)
アニーやネビルと歓談したり、フレッドとジョージなどからの服に関しての賛辞を適当に受けたりしていると、女子の寮からハーマイオニーの気配が降りてくるのが判る。
そしてハーマイオニーが姿を現した。
「素敵…」
「ハーマイオニー、なの…?」
「うわぁ、似合ってるよハーマイオニー!」
「うん、綺麗だよ、ハーマイオニー」
ハーマイオニーが登場した同時に、談話室に居たパーバティ、ラベンダー、ネビル、アニーがハーマイオニーに惜しみ無い称賛を送る。確かにハーマイオニーは見違えるほど綺麗にはなったが、俺はハーマイオニーの変化≠ノも驚いていた。
「ハーマイオニー、まるで俺の好みに誂えたみたいだ」
「ありがとう、ロン」
はにかむハーマイオニーは可愛らしかったが、変化≠ノ言及しておく。
「……それに、少々言い辛いんだが、その──歯がいくらか小さくなってないか?」
「ええ。アニーに縮小呪文≠掛けてもらったの。……ほら──私達って一番最初に踊る事になっているでしょう?」
「なるほど」
何にしろトップバッターと云うものは目立つ。納得だ。しかしハーマイオニーまだそわそわ、ちらちらと俺を見ていて、ふとハーマイオニーの歯≠ノついて、触れはすれど、まだ何も言ってなかったのを思い出した。
「まぁ、その──前よりハーマイオニーに似合ってるんじゃないか」
「あ、ありがとう…」
(……慣れないもんだな…)
内心で溜め息。実質的な年齢は300を優に超えているのだろうが、未だに娘≠竍妹≠ネどの庇護下に置いている女性を除けば、浮いた言葉を掛けるのは得意ではない。
……つまり、俺にとってハーマイオニーは庇護下に置いていない女性≠ニ云う事になる。
「………」
「………」
どことなく青臭いこの雰囲気は、アニーが咳払いするまで続くのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ハーマイオニー狙いらしいクラムの嫉妬の視線をセドリックを盾にしたりといろいろあったが、おおよそ恙無くハーマイオニーをリード出来、それからようやっと人心地を着けた。
そして酒精やらを冷ます為にハーマイオニーとそこらを歩いていると、かなり気まずい場面に出てしまった。……具体的にはハグリッドとマダム・マクシームの逢瀬の場面。
(どうバックレたものか…。……あれ? あいつ≠ヘ?)
気まずくて仕
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