【ハリー・ポッター】編
205 杖調べ
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三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)≠ヘ、いつぞやアニーが言っていたように魔法ありきのオリンピックに近い。オリンピックは押し並べて国際スポーツ競技大会≠ナ、当然、その選手らの名前等も各国に喧伝される。
どうやらこの三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)≠烽サの例に洩れなかったようで。結局のところ、コリンが来た理由は俺の考察の通り写真撮影のためだった。
……否、写真撮影の為だけではなく、代表選手へのインタビューもあった。……それだけならまだ良かったのだが、インタビュアーが問題人物であるリータ・スキータだったのだ。
(……ホニャララ・ワルドと須郷某以来だろうな──ここまできた≠フは)
割かし堪忍袋の緒が長いはずの俺を、ここまで腹立てさせるのだからリータはある意味稀有な人物なのだろう。
リータ・スキータのインタビューはおおよそインタビュー≠ニは言い難いもので、色々と割愛するが──俺に対するインタビューもそうだが、アニーへのインタビューは輪を掛けて酷かった。
捏造、拡大解釈を至るところに散りばめられたインタビューに、ダンブルドア校長が矢面に立ってくれなかったら一目を憚らずに洗脳≠オていただろう。
(……あまりにも酷い様だったらこちらも黙ってやらないぞ…っ)
そんな俺の決意はリータ・スキータには気付かれなくて。一息毎に図々しくなるのではなかろうかと云うリータ・スキータからのインタビューをアニーとテキトーに──ダンブルドア校長の助けを借りつつ受け流し終わると、次は競技に使う杖を調べる杖調べ≠ニやらを執り行う事となった。
杖調べ≠ヘ、その内容はその名が大体示している様に杖が競技に於いて正常に作動するかどうかを調べる儀式の様なものらしく、それを執り行うのは俺もアニーも知っている人物──【オリバンダーの店〜紀元前382年創業高級杖メーカー〜】が店主、オリバンダーその人だった。
(ま、妥当な人選だわな)
オリバンダーの杖≠ノ関する慧眼には目を瞠るところがある。……などとオリバンダーを称賛していれば、オリバンダー老はいつの間にやらフラーとクラムの杖を調べ終えていた。
……フラーとクラムの杖は、前者が紫の檀で長さは24センチ。しなりにくく、芯には祖母だと云うヴィーラの髪の毛を用いているらしい。後者は、材木には熊垂が、芯にはドラゴンの心臓の琴線が使われているらしく、26センチでかなり頑丈との事。製作者はグレゴロビッチと云う人なのだとか。
閑話休題。
そして俺の番。
「次はウィーズリ
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