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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
204 代表選出のその後
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「アニー・ポッター」

「……ああ、だから≠ゥ…」

イヤな予感がした時にはもう手遅れで──何故ロンがエントリーしたかが判った気がした。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

初めて通る大広間からの通路は肖像画が目一杯に並べられている部屋に続いていて、ボクも名前を呼ばれた以上はそこの部屋に通されたのだ。

……もちろん選手達三人も居て、ロン、フラー、クラムは各々に寛いでいた。

代表選手がボクを含めて4人になって、三大*v@学校対抗試合(トライ<Eィザード・トーナメント)≠ニ名目が立たなくなった上に、ホグワーツからだけ二人出場と云う状況にマダム・マクシームとカルカロフがゴネたが、スネイプ先生が話題を逸らしてくれたので一応の収まりを見せた。

しかしそれは一応≠ナあって、スネイプ先生の舌先はロンへと向かう。

「特殊な身の上だ、ポッターに関しては誰かの(たばか)りと考えて良いだろう。……しかし、吾輩としてはウィーズリーがゴブレット≠ノ選ばれた事の方が問題だと苦言を呈しますがな」

「……どうやら俺は、自身が17歳以上である≠ニ間違えて≠「たらしいですね」

「よい、セブルス」

「しかしですな、校長」

「確かに儂はロンがゴブレット≠ノ名前を入れるところを見ておった。……よもや前以て自分に錯乱呪文≠掛けておく、なんて方法は思いもよらなかったがの」

いけしゃあしゃあと騙るロンの様子がスネイプ先生からしたら面白くなかったのだろうが、そこでダンブルドア校長先生がスネイプ先生をやんわりと(なだ)める。これで一件落着と思われたが、ダンブルドア校長先生はボクへと向き直り…

「しかし、アニーがエントリーするところは見ておらなんだ。……アニー、上級生に頼んで名前を入れてもらったりをしておらんのじゃよな?」

「まさか。栄誉や金貨なんか、ボクは必要としていませんから」

一応<Xネイプ先生のお陰でマダム・マクシームとカルカロフの怒りが多少なりとも収まった頃、ダンブルドア校長先生が──あくまでもただの確認だと判っているが、そう()いてきたので直ぐ様否定する。

確かにボクは、一年生の時に匂い≠消せるマジックアイテムをロンから貰っていて、ロンの考察を実証したフレッドとジョージと同様に年齢線≠越えられる公算は高いのかもしれないが、エントリーなんかしてないのだから当然だ。

……そして、ダンブルドア校長先生が興味深い事を言っていた事に気付く。……ロンの様子を見るに、どうやらロンもそれ≠ノ気付いている様だがロンはそれを口にしなかった。

ダンブルドア校長先生はボクに上級生に入れてもらったのか≠ニ云う質問をしてきた。それは
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