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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
66聖地セレス
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け進めっ、荷物を持った者はそのまま向こうに居ろっ!」
警備に駆り出されている兵士も、そんな状態でやって来る、ゾンビみたいな老婆を止められず、他にも感激しながらやって来るBBAがいたが、サッキュバスも数十年分積もりに積もった呪いや怨念が怖くて、横入りされても止められなかった。
「ああっ、ここが聖地……」
力を失ってガックリと膝を着いて、地面にキスしようとしたが、後ろから来る奴に踏み潰されるので、兵士に撤去されて列の外に出された。
「許されたサッキュバスが聖地を歩いてゆく… いや、もう呪われたサッキュバスではない、全て人間の女なのだっ」
お婆さんまで解呪の霊薬を与えられ、今生の名残に上の口からもゴックゴック飲んでオスの精気を吸い、股間からも注射されて角が取れて尻尾も落ちていた。
流石に生理は上がっていて妊娠はしないが、セラフ3に掛けられた修理呪文?で修復されているので、今後若返って40歳ぐらいのBBAに戻った時、カズマの前にやって来て、嬉しそうに満面の笑顔で陽性反応が出た妊娠検査薬を突きつけられるかも知れない。
カーチャン年齢どころかバーチャンに子供ができるのは、また違った地獄でもある。
地面に屈んで口づけをするお婆さんを子供達が囲み、「ここに人がいます」というように手を上げて踏まれないようにした。
周囲のサッキュバスも下を見ずに歩き、青い空を眺めたり、緑の草花を見たり、緊急事態なので羽を伸ばして空を飛んだ。
一年中温かく穏やかな証拠に様々な草花が咲き乱れ、荒れ地の土漠に建設された元の巣とは植生が違った。
鮮やかな色の鳥も飛び交い、その歌声も聞こえ、金星には存在できなかった犬、ネコ、鹿、ウサギ、イタチ、様々な地球産の生物が異世界からも呼ばれて再生されていて蠢き、見たこともない生物が飛んでいるのを見て逃げ出し、獣道を駆けて行った。
穏やかで温かい良物件であると同時に、事故物件である証拠に、滅亡処理を耐えたセラミック製の建物があり、緑の蔦に囲まれて、サッキュバスの巣と思われる残骸も乗っていた。
「あれは「巣」だっ! あの場所なら神殿もある、祖先の墓だっ!」
先行の兵士が見つけた遺跡、サッキュバスは事故物件を恐れもせず、巣の残骸の上に巣を設置して、祖先の墓に巣を再建しようと思った。
サッキュバスにとっては神殿の周りと上が巣である。
もう天敵もおらず、飛んでいても竜に襲われず、今まで飛ぶことを許されなかった高度を鳥が飛んでいるのを見て、自分たちもその位置にまで飛んでみた。
「高い、今まで蓋をされたように飛べなかった位置まで、ここが聖地だっ!」
金星のように、オーガスでヨーガスでガルビオンで、上空にシグマバリヤーが張られていて、重油と戦艦だけで戦争していないと、空飛んだ瞬間に衛星軌道からレーザーで打たれる
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