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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
66聖地セレス
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家ぐらいは残しておく」
巣の前、セラフ1の下にゲートが開き、異世界が見えた。植生と気温は似ている大地で、恐れもせず飛び込んで行った子供たちや、一番乗りを目指す若者がセレスを見に行った。
「但し、お前達が神殿と呼ぶ装置はここで寿命を終える。サッキュバス製造工場よ、機能停止し自壊せよ」
最終コマンドを受け取った、夜のお供サッキュバスちゃん製造工場兼サポートセンターは、機能停止を開始して、工場施設が悪用されないよう破壊し、防御施設も自壊した。
『神々よ、天使よ、サッキュバスたちの行く末に祝福あれ!』
プログラムされていた言葉だが、AIの最後の言葉は何故か聖歌の一節と同じだった。
地下にあった製造施設や修理施設は爆破され、動力源ごと自爆した。地震が巣を揺るがし、神殿の電子装置や外部カメラにも大電流が流されて全回路焼損し、小さな金属の破片や、セラミックに戻って大地に帰る準備を終えた。
「さあ、お前達は荷物を纏めて兵たちを指揮し、移住の準備を始めるのです。もし… お腹の中に「運命の王子」を宿しているなら、無理をせず療養して、あちらに家が作られるまで待ちなさい」
優秀な兵士で、戦闘サッキュバスでもあった娘と親衛隊一同に声をかける族長。
自分の孫に、サッキュバス史上初めて男の子が生まれ、それが運命の王子になると信じている族長は、祖母の顔で母になる娘を労った。
「いえ、一族の一番大事な時です、私だけ休んではいられません」
今は今生の別れでは無いが、一礼して親衛隊と共に駆けていく族長補佐。その口からは微笑みとともに伝承の5番も漏れ出して歌われていた。
「「「「「ああ、神々に与えられた新たな清浄な大地、そこには魔獣も竜すらおらず荒れ狂う山河すらない、サッキュバスを蔑む者もおらず、誰もが我らを羨み、水底に消える世界から救いを求める」」」」」
誰が予言したのかは分からないが、1万3千年前からこの世界の終わりと、サッキュバスとインキュバスだけが新しい土地を与えられて、洪水から救われるのを予知し、歌に残していた。
前回の終わりをそのまま伝えただけなのかも知れない。
新たな人類となったその子孫が穢れ、邪な心に支配された時、魔族と魔獣が配置され、荒れ狂う海と川も設置される。
騒ぎが起こっている間に、アクセルの街の族長だった目が悪いサッキュバスのおばあさんが、子供たちに連れられてオリジナルカズマの所にやって来た。
「おお、カズマ殿、どれほど感謝しても足りません。ついに、ついに全てのサッキュバスが呪いを解かれ、新たな大地まで与えられ、人類の母として暮らせるのです。もうこの子たちは呪われた化け物ではありません、人間、の、母とし、おおおっ」
感極まってその場に泣き崩れて、土下座を超える「五体投地」で感謝されたので、慌てて抱き起こすク
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