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大淀パソコンスクール
食事の予定は……

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眼差しをキッと見開き、俺をまっすぐ見つめると、苦しそうにだが、ハッキリと口を開いた。

「せんせーと夜戦だよ? ……やっと、せんせーと夜戦出来るんだよ?」
「……」
「ずっと楽しみにしてたのに……やだよそんなの……休みたくないよ」

――姉はずっと楽しみにしてたみたいですよ?

 このアホ……いくら楽しみだからって、そのためにつらい思いまでして、無理矢理教室きて……

「ハッ……ハッ……」

 その上、症状を悪化させやがって……普通に座ってるのも辛いんじゃねーか……さっきは椅子にもたれてたのに、今は机の上に突っ伏して、浅い呼吸しか出来ず、寒そうに歯をガチガチ言わせて……。

「……わかった。でも今日は帰れ。お前もそんな状態じゃ、晩飯食えないだろ?」
「うん……」
「お前、一人暮らしだっけ?」
「うん」
「誰か看病出来る人はいないのか? 神通さんに連絡は」
「……ダメ」
「なんで?」
「……今日は、ダメ」

 神通さんに何か外せない用事でもあるのか……? まぁダメだと言うなら仕方ない。俺はハンガーにかけてあった俺のロングコートを川内に貸した。その途端に川内は寒そうに俺のコートにくるまるが、それでも身体の震えは止まってない。川内の隣の席に座り、様子を伺うが、本人がこんな調子では、一人で帰れるはずがない。とりあえずタクシーを呼んで、家に送ってもらうことにしよう。

「……しゃーない。今からタクシー呼ぶぞ」
「そこまでしなくて……いい……よ……」
「んなこと言ってもお前、そんな様子じゃ帰れんだろうが」

 タクシーを呼ぶため、事務所に向かおうと俺が立ち上がって振り返った、その時だった。

「まって……せんせ、待って」

 川内が、俺の左手の袖をつまんだ。いつものこいつなら多分、俺を呼び止める時、こんな風にちょんっとつまむようなことはしない。もっとガシッと手首ごと掴んでくるはずだ。それなのに、今はおれの袖を、ほんのちょっとつまむ程度しかできてない。かなり弱ってるなこいつ……

「なんだよ。イヤだっつっても呼ぶぞ」

 お前が元気じゃないとな。俺が調子狂うんだよ。

「飯なんていつでもいける。だから今日はもう……」

 俺が勘違いをやらかして、こいつのワガママを諌めてやろうと大人の威厳を出した時だった。こいつは、俺の予想の斜め上のワガママを言い出し始めた。

「……責任取ってよ」
「? 責任?」
「うん……ガチガチ……」

 責任? 責任とな?

「責任ってなんだよ?」
「だってさせんせー……これ多分……ハッ……ハッ……この前せんせーを看病したときに、せんせーから感染されたやつだよ……?」
「……はい?」
「だから……責任、とって……ちゃんと私を治して」

 『何
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