暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜白と青の軌跡〜
あれから1年後

[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
一年経った俺は最前線の第25層にいた。

もちろん、今もソロである。

キリトとアスナとは攻略以外では全く会っておらず、ギルドを創設したとも聞いた。

「そろそろ休憩を……」

と言った瞬間に、叫び声が聞こえた。

「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!」

「ちっ、間に合え!」

俺はトップスピードを出して、その声の主を探した。





「「「「ライアさん、助けてくれてありがとうございました!」」」」

「え、う、うん。」

「ライアさんがいなかったら、今頃俺達は死んでました!命の恩人です!!」

「今夜はライアさんへの感謝の気持ちをー!」

と二人の男性プレイヤーが叫ぶ。

正直に言おう、とても恥ずかしい。

「あ、あの……」

そんな2人とは違って控え気味に話しかけられた。

「ん?」

「助けてくれてありがとう、ライアさんのお陰で私……」

「いやいや、気にしないで。それと年齢多分ケータ達の方が上だからタメ口でいいよ。」

「分かったぜ、ライア!」

そんなこんなで時間が過ぎていき、ケータが真剣な顔で話しかけてきた。

「ライア、俺達のギルド月夜の黒猫団に入ってくれないか?」

「え……」

俺は戸惑った。

何故なら、先ほどlevelを聞かれた際に俺は30の手前と嘘をついたのだ。

本当は54であるため、バレたら間違いなく一緒にいれない。

「その、俺達のギルドは攻略組になるのが夢なんだ。でもアタッカーがサチしかいなくてさ、ライアに入ってもらいたいなって……」

「分かった、俺で良ければ入らせてもらうよ。」

そうして俺は、ソロプレイヤーから月夜の黒猫団のライアになった。
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ