第1層ボス攻略
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
あれから約1ヶ月後。
俺は今、第1層の迷宮区にいた。
アスナと別れた後ソロで先に進み、剣を振るっていた。
元々現実世界でも剣を振るっていたのと、βテスターでもあったため難なくここまで来れていた。
──アスナ、大丈夫だよな…
一応キリトにも連絡はしており、何かあった時は頼むということまで伝えてある。
「見つけた、第1層ボス部屋……」
βテスト時に相棒であるキリトと見つけ、二人で挑んだボス。
「今日はディアベルに連絡して、明日攻略会議だな。」
俺はウィンドウを操作しディアベルにメールを送る。
すぐに『了解、すぐに準備しよう。ありがとう。』というメールが来たため、俺は街に戻った。
──そして攻略会議当日──
「今日は集まってくれてありがとう、俺の名前はディアベル!気持ち的にナイトやってます!」
そんなディアベルの冗談混ざりの自己紹介で、ピリピリしていた場が緩くなる。
「今日集まってもらったのは他でもない、第1層ボス部屋を俺のフレンドが見つけた。」
ボス部屋
その単語が出た瞬間、場の雰囲気はいい意味で静まった。
「そして明日には攻略しようと思う、なので今から6人パーティを組んでくれ!」
その時、ある男の声が響いた。
「ちっと待ってくれ!」
「なんだい?」
「わいはキバオウってもんや、ここで一つ言わせて貰いたいんや!」
「構わないよ、多くの意見が必要だからね。」
そうディアベルが言うと、キバオウは大きく深呼吸をしてから再び声を発した。
「こんなかにもいるはずやで、βテスター!」
そこからは一方的な意見だったが”エギル"という外人の男によって収まった。
キバオウは、βテストを受けた者"βテスター"に亡くなった約1000人に謝罪しろというものだった。
何故、謝罪しろと訴えたかと疑問に思うだろう。
このデスゲームが始まって1ヶ月。
この1ヶ月で約1000人ものプレイヤーが永久ログアウト、現実世界でも死んでいる。
その事実は全てβテスト時の情報を持っていながら、初心者に教えず独り占めしているβテスターのせいだと言っていた。
普通に考えてみれば、βテスターに悲しき真実を押し付けているだけに過ぎない。
それに永久ログアウトした約1000人の内50人がβテスターでもあるのだ。
そこを指摘されたキバオウは、静かになり座った。
その後、俺はディアベルが入っているパーティに入れてもらった。
6人パーティが7個、ペアパーティが一つの計44人で挑むことになった。
「ライア君、アタッカー頼んだよ。」
「あぁ、指揮は頼む。」
「もちろんさ。」
そ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ