『未だ』
[8]前話 [2]次話
後悔だけはしたくない。
自分らしく在りたい。
いつからそう思ったかな。
自分が自分を殺してった。
大事な誰かを失っては嘆き、叫び、荒れ狂った。
すべてが夢だと言って欲しいと願った。
正義感とやらは厄介だ。
感情とやらは厄介だ。
そんなもの無ければ、きっと誰も失ってなどなかった。
立ち向かわず逃げていたら...。
もっと自分を人形にしてたなら...。
いまでも、あの時の皆と夢見た居場所を探してる。
桃源郷なんて本当は無いって解ってるけど...。
誰もが幸せなんて有り得ないだろうけど。
それでも、願ってしまう。
未だに想う、未だに願う。
未だに夢見てしまう。
未だに捜し求めてしまう。
皆で夢見た桃源郷。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ