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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、黄金探しを開始する
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最早神話に登場する怪物レベルの大きさと存在感にビビとチョッパーは思わず顎を外しそうな勢いで呆然としていた。身体にはニシキヘビのような模様と鱗が重なっておりこれも空島の環境が育んだ結果だと言うのだろうか。

「面白れぇ、斬ってやろうねえか大蛇!」
「ちょっと挑発しないでくださいよ!?」

悲鳴のような声に反応したのか大蛇はゆっくりと身体を動かしつつこちらを狙い定め始めた、そして身体を伸縮させるとその反動を利用してバネのように伸び一気に襲いかかってきた。一同はジャンプし回避するが大蛇はそのまま大口を開け木へと激突した、が木からは異様な煙が上がり始めた。大蛇が木から離れると噛まれた部分はドロドロに溶け酷く抉れていた。

「ど、毒!?」
「なんつう毒だよ、即死物じゃねえのか……!!」
「毒液に触れるな!!即死だぞ!!!」
「全員、逃げろぉぉぉぉっ!!!?」

回避した全員はまだ此方を睨み付けてくる大蛇から逃れる為にバラバラに回避しあさっての方向へと逃げ始める。パニックを起こしているチョッパーや完全に大蛇を煽っているルフィ、持ち前の方向音痴を発揮してどこぞへ迷い込んでいるゾロなどそれぞれがとんでもない方向へと向かっていた。

「ビビちゃん確り掴まれ!!」
「はっはい!!」
「だああもうこっちくんじゃねえぇぇぇっ!!!」

飛べると言う特性を発揮しつつビビを抱えたまま木木の上を移動して行くレウスだが逆に割る目立ちしてしまっているのか大蛇はレウスとビビに狙いを付けて追い掛け回していく。それらを振り切る為にスピードを上げて一気に移動していくレウスは確りと胸にビビを抱きつつも大蛇の追撃を躱しながら根っこの中へと姿を隠す。余りの速度に流石に大蛇も見失いそのまま近くに見えたルフィを追うように移動をしていく。

「……どっかに行ったか」
「はぁ……いきなり凄い事になりましたね」
「だな…」

根の間から這い出す二人は元のコースへと戻り皆と合流しようとした時、大きな異変に気が付いた。明らかな敵意を感じた。身構えたとき頭上から巨大な鳥の背に乗った男がこちらを鋭く見下ろしていた。

「貴様か、青海人と言うのは。よくぞ来てくれたな、俺のテリトリーへ……!!」
「行動起こしていきなりこれかよ……。行くぞビビちゃん!」
「ええ、レウスさん!」
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