第二十六話 飛鳥!南流喧嘩殺法習得!?
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覚え始めたD飛鳥。
だがそんな中でD飛鳥の心はホッコリしてきた。
「何だろう・・・この島・・・温かいな・・・」
日差しではなく島自体に何かを感じるD飛鳥。
そして一週間がたちD飛鳥は武闘祭に参加するべく祠に向かった。
「そういえば小兵衛さん・・・ご家族は?」
「ん?出てったぞ?」
「出てった?寂しくないんですか?」
「いや・・・去る者は追わず・・・だがわしの息子は去っていったのではない・・・男になって巣立っていったのだ」
「巣立つ?男になったって・・・まさか」
「さぁ・・・武闘祭はお前を男にしてくれるかな?」
洞窟を抜けるとD飛鳥は目の前の光景を見て驚愕した。
「!!せい!!」
「はああ!!」
その光景は日頃ののんびりした島民たちの姿ではなく自分たちの技を競い合う戦士たちの集まりだった。
「これが・・・武闘祭」
自分たちの技を競い合う為ルール無用の戦いが繰り広げられている。
今戦っているのは天狗とゴンの試合である。天狗は跳躍しながらゴンを翻弄し一撃を入れるがゴンは自分の打たれ強さで天狗の攻撃を受け止める。
一歩間違えれば命の保証の無い戦いを繰り広げていた。
「さて・・・お前さんは誰と戦うかな?」
小兵衛が対戦票を見て見るとD飛鳥が戦うのは漁師のブンさんだった。
「!!ふんふん!!」
既にウォーミングアップしているブンさんにD飛鳥は柔軟運動をしている。
「何で・・・こんな事に?」
「なんだ?怖気づいたか?」
小兵衛の言葉に首を振るD飛鳥。
「いや・・・けどブンさんは漁師でお世話になったから」
敵に対して違和感を感じるD飛鳥に小兵衛は答えた。
「坊主・・・これはいうなれば喧嘩だ」
「喧嘩?」
「坊主・・・これで勝てば見えてくるかもしれんぞ?南流の喧嘩が?」
「南流の喧嘩が?」
「ブンさんも自分の中の何かを超えて男になる為に戦う・・・だからお前も男になる為に向かってみろ」
「男になる為に・・・」
半ば小兵衛に押されるような形で道着に着替えブンさんに向かって構えるD飛鳥。
「はじめ!!」
外野からの合図により二人の試合が始まった。
「でああああああああああああああああ!!!」
「い!!」
突然のブンさんの奇襲に驚くD飛鳥は回避した。すると後方の岩がブンさんの拳圧で砕かれた。
「なんだ!?あの拳!当たったら即死だ!!」
ブンさんの拳にどうやって戦うか考えるD飛鳥だがそんな事お構いなしにブンさんは拳で次々とD飛鳥に一撃を与えようとする。
「!!うわ!!あ!!」
避ける事に精いっぱいになり相手に向かって考えることが出来
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