第二十六話 飛鳥!南流喧嘩殺法習得!?
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〜・・・天狗・・・河童・・・知り合いの妖怪集めて探してやれワシも行く」
そう言ってD飛鳥がDヒヨコを探しに出かけるとちょうど仕事を終えた隣に住むゴンが帰ってきた。
「おお!小兵衛の爺さんどうした?」
「ああ・・・この坊主の友達のヒヨコが森の方で行方不明になったらしくての・・・今探しに行くところじゃ」
「え!?そりゃ大変だ!若い奴俺も連れて探しに行くぞ!」
「そうか・・・頼むぞ」
そう言ってゴンが若い衆を集めているとD飛鳥が呟いた。
「どうして・・・見ず知らずなのに」
「一蓮托生じゃ・・・お前にとって大切な人は皆にとっても大切なんだ・・・さ・・・心配かけたくないならさっさと行くぞ」
「はい!」
そう答えながらD飛鳥と小兵衛は夜の森の中に入っていった。
一方
「ピヨ〜(ここは〜どこだ〜)」
Dヒヨコは森を彷徨っていた。
探究心を求めてDヒヨコは森を探検しようとしたのだが実在した妖怪に驚いてしまい順路を外れてしまったのだ。
「ピヨ〜(はぁ・・・ん?)」
Dヒヨコが途方に暮れると大きな岩で出来た洞窟を見つけた。
「ピヨ(・・・なんだただの洞窟か・・・ん?)」
洞窟に呼ばれるようにしてDヒヨコが中に入っていくと中には大きな獅子のような石像があった。
獅子のような石像を見つめるDヒヨコはその石像に自分と似たような何かを感じていた。
「・・・・・」
Dヒヨコが石像に触れようとすると・・・
「D!!」
「ピヨ?」
D飛鳥の声が響き渡り振り返るとそこにはD飛鳥と小兵衛の姿が・・・
「ピヨおおお!(飛鳥〜)」
「この野郎!心配させやがって!」
D飛鳥に抱き上げられるDヒヨコ。するとD飛鳥も獅子の石像に気付いた。
「これは・・・」
何やら石像から物凄いパワーを感じるD飛鳥。
「ああ・・・それは蒼獅子じゃ・・・」
「蒼獅子?」
「ああ・・・この島の守り神じゃ・・・その昔天界の争いに傷ついた獅子はこの島の人の優しさに感動してこの島の守り神になった・・・と言う話じゃ・・・ま本当かどうかしらんがな」
「守り神・・・それって誰かが作った作り話かもしれないんでしょ」
「まぁな・・・だが・・・本当かもしれないと思った方が楽しいじゃろ?・・・坊主・・・天狗や河童だって探してくれたんじゃからちゃんと礼言っとけよ〜」
「え・・・あ・・・うん」
飄々とした小兵衛の態度に誰かを重ねるD飛鳥。
すると我が家に帰り集落の人たちや妖怪たちをとの宴会が始まった。
「まぁ〜良かったね〜見つかって!あたしゃ心配だよ〜」
「雅恵婆さん心配し過ぎだよ〜」
島民たちが本気でDの事を
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